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南極観測隊

    2024-03-08

    観測のバトンをつなぐ(2024年4月号)

     越冬隊は、観測を継続することに加え、昭和基地の灯を絶やさないという大きなミッションを抱えています。70年近くに渡って観測を続けることによって得られたデータは、さまざまな研究の基礎データとなり、これらが新発見に繋がったり、気候変動の将来予測に役立った […]

    2023-09-08

    南極での食事と生活(2023年10月号)

     南極の昭和基地では、毎年約30人の隊員が1年間の越冬生活を送ります。  日本からの物資の輸送は南極観測船「しらせ」による年に1回のみ。1年間に消費する食材の量は、飲みものやお菓子なども含めてひとり当たり約1tです。越冬生活を送るために予備も含め、毎 […]

    2023-07-10

    オーロラと宇宙の関係(2023年8月号)

     第7回を読んでくださったみなさんはご存知かもしれませんが、今年の3月23日、南極の昭和基地の空一面に美しいオーロラが現れました。  オーロラは、北極や南極で見られる大気の発光現象です。その源は、地球の周りの宇宙にある電気を持った粒子、つまり、電子や […]

    2023-03-09

    何羽いるかな? アデリーペンギンの個体数の調査(2023年4月)

     南極の夏が始まる11月、アデリーペンギンが海氷上を一列に移動する姿が見られるようになります。昭和基地周辺には営巣地(ルッカリー)が点在しており、ペンギンが子育てのために集まってくるのです。観測隊では、毎年10か所以上のルッカリーを訪れ、ペンギンの個 […]

    2022-11-10

    オゾンホールの観測(2022年12月号)

     南極の上空は、太陽からの有害な紫外線を吸収するオゾン層に穴があいているような状態になっていて、これを「オゾンホール」と呼んでいます。  1982 年に、昭和基地でオゾン全量がそれまでと比較して減少していることを観測し、これがオゾンホールの発見につな […]

    2022-09-08

    極夜のお祭り、 ミッドウィンターフェスティバル (2022年10月号)

     夏至は、北半球では1年のうちで最も昼が長くなる日ですね。南極の昭和基地では5月末から7月中旬まで続く太陽が昇らない「極夜」の折り返し日にあたります。南極圏内の各基地ではミッドウィンターフェスティバルというお祭りを盛大に開催し、昼間でも薄暗くて、でき […]

    2022-07-07

    オーロラの観測 (2022年8月号)

     オーロラは北極や南極でよく見られる自然現象で、昭和基地はオーロラを観測するのに絶好の場所です。太陽から不規則に太陽風《たいようふう》と呼ばれる電気を帯びたガスが噴出《ふんしゅつ》されて、その太陽風によって地球を取り巻く磁場《じば》に沿って電流が流れ […]