月アーカイブ

2020年10月

    2020-10-27

    カイコはどうやって糸をつくっているの?

    クワの葉を消化・吸収して絹糸につくり替えている カイコの幼虫は蛹になる際に頑丈な繭をつくるのだけど、その繭から取られた糸が絹糸(シルク)だ。 絹糸はフィブロインという名前のタンパク質からできていて、フィブロインは幼虫の体の中にある絹糸腺という細長い管 […]

    2020-10-27

    なぜ足の裏を触るとくすぐったいの?

    くすぐったさを知らせる感覚器はありません 皮膚には形態学的に5種類の皮膚センサーがあります。一方、機能的には、触・圧覚、振動覚、温覚、冷覚、痛覚の5つの基本感覚があります。これらの皮膚センサーと5つの感覚は、1対1では対応していません(図A)。つまり […]

    2020-10-27

    どうしてイヤホンは右と左が決まっているのですか?

    左右の耳に違う音を届けるため 人間の耳は、音が聞こえてくる方向がわかります。これは左右2つの耳があるからです。右の方から音が聞こえてくると、右耳で先に聞こえ、わずかに遅れて左耳で聞こえます。また、頭部の表面で音が回折(物体の後ろに回りこむこと)するた […]

    2020-10-27

    アニメはどうやって動いているの?

    脳のメカニズムを利用して、少しずつ変化する静止画を連続で見せている 実際には動いていなくても、少しずつ変化している静止した絵を連続して見ると、あたかも動いているように感じられます。これは仮現運動という現象です。アニメに限らず、映画、TV、コンピュータ […]

    2020-10-27

    宇宙から戻ってきた人が、年を取っていないことがあるのはなぜでしょうか?

    速く移動すると時間の進み方が遅くなるから SF映画などで、宇宙船で旅して帰ってきたら地球のみんなは年を取っていた、なんていうまるで浦島太郎のような話があります。この不思議な現象は、アインシュタインの相対性理論である「速く移動するほど、止まっているもの […]

    2020-10-27

    真っ直ぐな虹はつくれるの?

    真っ直ぐな虹をつくることはできません 虹は、空気中の雨粒(水滴)に太陽の光が当たったときに起こる現象です。光は空気中から水滴に進むと、折れ曲がり屈折します。太陽の光は、さまざまな色(紫、藍、青、緑、黄、だいだい、赤)の光が集まったものです。それぞれの […]

    2020-10-27

    人工ダイヤモンドについて教えてください。

    人工ダイヤモンドができたのは20世紀後半 ダイヤモンドは美しく高価な宝石である上、その硬さから工業材料としても重要です。このため、これを人工的につくり出す努力が古くから行われてきました。多くの模造品もつくり出されましたが、本物と同じ材質・構造の人工ダ […]

    2020-10-27

    なんでうるう秒があるんですか?

    原子時が天文時から大きくずれないようにするため 今から約50年前までは、地球の自転を基にした時刻(天文時)が使われており、1日を基に1秒の長さを決めていました。しかし、科学・技術の進歩により、地球の自転は一定ではないことがわかりました。その一方でこの […]

    2020-10-27

    なぜ無重力空間では水が玉のような形になるんですか?

    表面張力が働くため 水をはじめ、空気や机、人間の体などのすべての物質(もの)は、分子というとても細かい(顕微鏡でも見ることができない)粒でできていて、粒(分子)同士は互いに引き合っている(この力を分子間力という)。この力のおかげで、液体や固体はまとま […]

    2020-10-27

    ヘリコプターは羽4枚でなぜ飛べるのか?

    回転する羽で浮かぶ力をつくり出しているから ヘリコプター(以下「ヘリ」)のことを回転翼機ともいいます。この名前からもわかる通り、ヘリの羽は回転していますが、飛行機の主翼と同じ働きをしています。飛行機の主翼は、飛行機が前進することで風を受けて揚力(浮か […]