スーパーコンピューターはなぜすごい計算ができるのですか?

「演算装置」をたくさん持っているから

スーパーコンピューターですごい計算ができるのは、計算を行う「演算装置」をたくさん持っているからです。普通のパソコンでは演算装置が1つか2つだけですが、スーパーコンピューターは数千個、数万個の演算装置を持っています。この数千個、数万個の演算装置を高速なネットワークでつなげて大きなスーパーコンピューターをつくり、同時に1つの計算を高速で処理しています。
また、演算装置の速度も年々速くなっていて、20年前のスーパーコンピューターの性能が今では普通のパソコンでも実現できています。スーパーコンピューターの速さはフロップス(FLOPS、1秒間に計算できる回数)という単位で表しています。
みなさん、毎日天気予報を見ていると思いますが、天気予報はスーパーコンピューターで計算して予測しています。また、台風が来たときの台風の進路もスーパーコンピューターで予測しています。普段私たちがスーパーコンピューターを目にすることはありませんが、私たちの身近な所でも活躍しているのです。
(日本電気株式会社)

写真 NEC製スーパーコンピューター「SX-Aurora TSUBASA」(ラックモデル)。
最先端LSIテクノロジーを採用し、シミュレーションや大容量データ解析に使われる。

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