金、銀、銅、鉄はどうやってつくられたの?

宇宙空間で核融合反応によってできました

これらの金属は同じ種類の原子が集まってできています。鉄の原子は26個の陽子を含んだ原子核の周りを、やはり26個の電子が回っています。銅はこれが29個、銀は47個、金は79個と数が決まっています。
多くの陽子を含んだ重い原子核は、地球の穏やかな環境では、新しくできることはありません。これらはすべて、宇宙空間でできたと考えられています。今までは、超新星爆発という星の大爆発のときに、軽い原子同士が合体してできると考えられていましたが、最近では、中性子星(超新星爆発の後に残る小さくてとても重い星)同士がぶつかり合う際にできると考えられています。
こうしてできたたくさんの原子たちが、引きつけ合ってまとまり、地球のような星ができたと考えられます。銀や金のような重い原子は、たくさんの原子が合体しないとできないので、少しの量しかありません。一方、鉄のような軽い原子はこれらよりできやすいため、地球上にもたくさんあります。私たちの身の回りの原子は、元をたどればみな宇宙からやってきた「星のかけら」なのです。
(佐藤健太郎)

 2つの軽い原子核が合体して重い原子核になることを、核融合反応という。
金、銀、銅、鉄は核融合反応によってできた。

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