金色や銀色の絵の具はどうやってつくっているのですか?

パール顔料という顔料でつくられている

パール顔料は真珠のような光沢を持つ顔料で、自動車のメタリック色塗装や化粧品、シャンプーボトルなどのプラスチックの着色にもよく使われています。
銀色のパール顔料は、マイカ(雲母)と呼ばれる薄い板状の粒子に酸化チタン(金属チタンの酸化物)を薄くコーティングしてできています。金色のパール顔料には、赤味を持つ酸化鉄も一緒にコーティングされています。粒子の直径は20μm程度(1μm=0.001mm)であり、肉眼で粒子を観察することは困難です。
この粒子1粒を詳しく見ると、たくさんの光の反射が起こっていることがわかります(図1)。
また、絵の具を塗布した面はパール顔料が何層にも重なった状態になり、それぞれの層で光が何回も反射されています(図2)。これらの現象は普通の色では起こりません。このように、反射した光が複雑に混ざり合うことで金や銀の絵の具に独特の光沢感が得られるようになっています。せっかくの光沢感が損なわれないように、絵の具に使用するメディウム(糊)にも工夫がされています。
(株式会社サクラクレパス)

パール顔料の効果

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