風船にヘリウムを入れるのはなぜ?

風船を宙に浮かせるため

空気は約8割が窒素、約2割が酸素でできています。縁日で売られている風船が浮くのは窒素や酸素よりずっと軽いヘリウムを使っているからです。昔はヘリウムより軽い水素ガスを使った風船が売られていましたが、水素は引火・爆発の危険性が高く、水素を使った飛行船が炎上事故を起こしたこともあり、現在は爆発しない不活性ガスのヘリウムを使うようになりました。

自分で膨らませた風船が浮かないのは、息の主成分が窒素、酸素、二酸化炭素で、空気より軽くないためです。風船に必要な浮力を得るため、ある程度の量のヘリウムが必要になるので、縁日の風船は大きくなります。しかし時間がたつと風船のゴムのすき間から少しずつヘリウムが抜けてしまうので、縮み、浮かなくなってしまうのです。

また、マジックボイスという、吸うと高い声になるヘリウムガスが売られていますが、これは吸っても大丈夫なように酸素が混ぜてあります。窒息するので、ゴム風船の中身は絶対に吸ってはいけません。

佐倉美穂(ライター)

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