食事を通じて隊員の体と心の健康を支える

地球の一番南の「南極」で、気象・地質・生物など、さまざまな地球環境を調べている南極観測隊。「南極通信」では、隊員たちが現地から、南極での活動やくらし、研究の様子をコカ読者に届けてくれるよ!

今月号のレポートは……
第67次観測隊 調理担当 吉田裕樹

1年分の食糧を、隊員総出でコンテナから倉庫に搬入している様子。

 南極の昭和基地には、1年に1回しか船が来ません。そのため、そこで暮らす29人の隊員が1年間食べる食糧を、まとめて30tも運び込みます。

 食べ物の半分以上は冷凍して持っていき、生の野菜や卵も大切に使います。料理を作るのは、たった2人の調理隊員。毎日みんなのために、和食・中華・洋食など、普段から食べ慣れた料理をつくります。人気メニューはラーメンやカレー。特に金曜日は必ずカレーの日で、隊員たちが曜日を忘れないようにする工夫にもなっています。

 南極での食事は、隊員の心身を支えるとても大切な生活の一部です。調理隊員は限られた材料で工夫を凝らし、温かい食事で心をつなぎ、厳しい環境でも笑顔を守っています。季節の行事に合わせた特別メニューも用意し、隊員の楽しみを増やしています。

牛肉の塊を調理する筆者。
29日(肉の日)にちなんで、この日はお肉を使ったメニューにしました。
工夫を凝らして、さまざまなジャンルの料理を作ります。
多くの隊員が食卓に集まる、普段の食事風景。

掲載協力/国立極地研究所

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