カタツムリの目はどこ?

大触角の先端にあり、明るさや暗さを感じている

雨の日にカタツムリを見つけたら、そのツノ(触角)に注目してみましょう。一般的な種類のカタツムリには全部で4本のツノがあり、大きな2本を大触角、小さな2本を小触角といいます。大触角の先には小さな黒い点がありますが、これがずばりカタツムリの目です(図1)。
ただし、目といっても、物の色や形がわかるわけではありません。明るさや暗さを感じる程度だと考えられています。それでも、直射日光に弱いカタツムリにとっては重要な感覚器です。
カタツムリのツノにあるのは目だけではありません。触れることで周辺環境を探るという杖のような役割があるほか、すべてのツノには味やにおいを感じる感覚器があります。カタツムリは障害物、食べ物、有害な物、繁殖相手、日陰などを、そんなツノの優れた機能によって見つけることができるのです。
私たちヒトは目に頼っているので、夜は灯りをつけないと活動できませんが、カタツムリはツノを使って、暗い夜にも光に頼らずに活動することができるわけです。
(野島智司)

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