実は人の生活を支えている⁉ 企画展「静電気の世界」【2026年2月8日(日)まで、大阪府】

 大阪市立科学館では、企画展「静電気の世界」を開催中。私たちにとって身近な存在である静電気。パチッと痛みを感じることから、悪いイメージを持っている人が多いかもしれない。でも、実は、私たちと静電気との付き合いは古く、現在ではいろいろな製品に静電気が使われていて、私たちの生活を支えてくれている存在なのだ!

 本展では、静電気の性質についてわかる体験型展示をはじめ、静電気の探究の歴史、現代産業における静電気の利用についてなど、さまざまな視点から静電気について知ることができるよ。

 サイエンスショーでも使われる静電気発生装置の代表格「パンデグラフ起電機」の力強い放電、西洋で発明され江戸時代に日本に輸入された静電気発生装置「エレキテル(複製)」(のちに平賀源内が自作したことでも有名だ)の佇まい……会場にあるさまざまな展示品から、人と静電気との関係に思いを馳せよう。

パンデグラフ起電機の放電
エレキテル(複製)

 現代では、精密機器の大敵であるはずの静電気によって駆動する腕時計も登場している。どんなしくみになっているのかな?

アキュトロンスペースビュー2020

 静電気とはどんなものか、探究の歴史から現代での応用まで、静電気の世界を楽しもう! 会期中には関連イベントも開催されるから、公式サイトをチェックしてね。

イベント名企画展「静電気の世界」
会期2025年12月5日(金)~2026年2月8日(日)
会場大阪市立科学館
開館時間9時30分~17時(入場は16時30分まで)
休館日毎週月曜日(1/12は開館 翌日休館)年末年始(12月28日~1月5日)
住所大阪府大阪市北区中之島4-2-1
展示場観覧料金中学生以下無料、学生(高校・大学生)/300円、大人/400円
公式サイトhttps://www.sci-museum.jp/

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