【コカトピ!】進化が停止してる?「生きた化石」ガーのヒミツ

気になるタグ

文/保谷彰彦

「生きた化石」とは?

 古代の祖先から誕生して以来、その姿がほとんど変化していない種は「生きた化石」といわれます。種によっては数千万年、ときには数億年もの間、外見の変化があまり見られません。シーラカンスやカブトガニ、イチョウ、ゴキブリなどはその代表例で、古代の化石とあまり変わらぬ姿をしています。

 「生きた化石」という言葉は、1859年にチャールズ・ダーウィンが、彼の著書『種の起源』で初めて用いました。ダーウィンが「生きた化石」と認めた生き物の中には、ガーという古代魚もいました。ガーは鼻先のとがった独特の姿をした魚類で、ジュラ紀の最古の化石種ガーと現生種ガーとは姿がほぼ同じです。

 なぜ「生きた化石」は姿があまり変わらないのでしょうか? これまで、そのメカニズムについて、はっきりとした証拠がありませんでした。

こちらの閲覧にはプレミアム会員へのご登録が必要となります。


プレミアム会員登録がお済みの方は、いったんログアウトをしていただき、Fujisan.co.jpにてお申込み頂いたアカウントにて再度ログインをお願いします。
サイト上部に表示されているロゴが、金色のコカネットプレミアムに変わったら、プレミアム会員のお手続き完了です。


最新号好評発売中!

子供の科学 2024年 11月号

CTR IMG