昭和館開館25周年記念 特別企画展「昭和を駆け抜けた超特急 ~燕、そして新幹線へ~」2024年3月9日(土)~5月6日(月・休)

東京都千代田区にある昭和館では開館25周年を記念して、特別企画展「昭和を駆け抜けた超特急 ~
つばめ
、そして新幹線へ~」を開催。新幹線が登場する以前に「超特急」と呼ばれていた列車って一体⁉ とっても気になるよね!

 昭和39(1964)年に「夢の超特急」として新幹線が登場する以前、「超特急」と呼ばれ、人々が憧れた特急列車があった。その特急列車の名前は「
つばめ
」。昭和5年10月、東京~神戸間を約9時間で結び、それまでにかかっていた所要時間を2時間以上も短縮! 戦前の鉄道黄金期の象徴として活躍し、当時の人々や生活に大きなインパクトをもたらしたよ。

 太平洋戦争(1941~1945年)によって、特急列車は一時その姿を消したものの、戦後、特急列車「つばめ」と名前を変え、昭和25(1950)年から再び走り出す。その姿は戦後復興の明るい希望となった。

C62形蒸気機関車でけん引される特急列車「つばめ」・山科~京都(1950年代)。【画像/鉄道博物館提供】

 東海道本線の全線電化を経て、昭和33(1958)年には、初の電車特急「こだま」が登場。機関車がけん引する特急列車から電車へと移行する契機となり、東海道新幹線の実現への道が拓かれていった。

 今回の展示では、超特急「燕」が誕生した昭和初期から新幹線の登場までの軌跡を紹介。実は、『子供の科学』の誌面も展示のひとつとして会場に並んでいるよ!

東京駅に停車中の新幹線(昭和39年10月)。【撮影/太田畯三】

 みんなが生まれる前、「昭和」という時代を駆け抜けた超特急に思いを馳せてみよう。家族で見に行くのもオススメだ。

 会期中には関連イベントも多数開催。0系ミニ新幹線の乗車体験や工作などを楽しむことができるよ。詳細は公式サイトをチェックしてね。


イベント名昭和館開館25周年記念 特別企画展「昭和を駆け抜けた超特急 ~燕、そして新幹線へ~」
会期2024年3月9日(土)~5月6日(月・休)
会場昭和館
住所東京都千代田区九段南1-6-1
開館時間10時~17時30分 ※入場は17時まで
休館日月曜日(4月29日、5月6日は開館)
入館料無料
問い合わせ03-3222-2577
公式サイトhttps://www.showakan.go.jp/kikakuten/special-exhibition-20240309/

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