【6月のミッション】長~~~い“伝声管”をつくろう《科学ミッションカレンダー2023》

 子供の科学2023年1月号別冊付録「科学ミッションカレンダー」6月のミッションページ。今月は家にあるもので簡単につくれる工作のミッションだ! 伝声管は、管の端に口を当ててしゃべり、もう一方の端で声を聞き取る装置。船舶や航空機で使用されていたものなんだ。完成したらおうちの人や友だちと遊んでいるところを写真に撮って投稿してね!

1.「伝声管」をつくる手順

●用意するもの

・紙コップ 2個
・曲がるストロー 数本
・画びょう 1個
・鉛筆またはボールペン 1本
・ビニールテープ、セロハンテープ

① 紙コップの底のヘリに画びょうで穴をあけ、そこに鉛筆かボールペンの先をねじ込む。

② ①であけた穴にストローを外側から差し込む。

③ 差し込んだストローを紙コップの内側でセロハンテープで留める。

④ 紙コップとつないだストローの先端と、他のストローの先端をビニールテープで留め、どんどん長くしていく。

⑤ ストローを全部つないだら、最後のストローの先を、もう1個の紙コップに①~③と同じ要領で留める。

紙コップの内側。ストローは紙コップの端にセロハンテープで留める。
紙コップを外側から見ると、こんな感じ。

2.伝声管で遊んでみよう

 糸電話のように、誰かと紙コップでおしゃべりしてみよう! 声はどんなふうに聞こえるかな? 声が届くのはどこまでの距離かな? 角を曲がっても声は届く? 1階と2階でも話せるか? 

 声をうまく届けるコツは、紙コップに口をしっかりつけること。また、大声を出すのは耳を傷めてしまう可能性があるのでやめよう。ふだんの会話と同じくらいの声の大きさで話すのがいいよ。

この長~~~い伝声管でヒミツの話をしてみよう。

●ちょっとアレンジ!

 かんば先生からのアレンジ提案! ストローのつなげ方を工夫すれば、3~4人用の伝声管もつくれるぞ。複数人で遊べる伝声管に挑戦してみよう。

 他にも、こういうアレンジができるぞ。ストローの中に糸を通し、先に鈴をつける。伝声管に出てほしいときに糸を引っ張って音を鳴らして合図する。電話の呼び出し音の代わりというわけ!

3.写真を投稿して、本を手に入れよう

 自作した伝声管や遊んでいるところの写真を編集部に投稿しよう。投稿してくれた人の中から抽選で、工作をテーマにした本をプレゼントします!

 この本は、STEMの4つの知識・技能……Science(科学)、Technology(技術)、Engineering (工学)、Mathematics(算数・数学)について、子供たちが自然な興味を伸ばしていけるよう、簡潔な説明とわかりやすいイラストで構成した、STEM教育を実践できるシリーズです。各テーマには、家庭でできる簡単な実験を30以上も収録。歴史上偉大な発見をした科学者たちの紹介も収録されています!

『子供の科学STEM体験ブック
工作でわかるモノのしくみ』
【著者】ニック・アーノルド 【監修】ガリレオ工房
誠文堂新光社

 編集部に報告された内容はかんば先生が確認し、おもしろいものを本誌2023年10月号で紹介する予定。かんば先生に報告を見てもらいたい&工作の本がほしい人は、2023年7月18日(火)までにご報告を! たくさんのご応募をお待ちしています!

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