kurikitのビジュアルプログラミングでココロキットをプログラミングしてみよう

 ロボットをつくったら、動かすためのプログラムをつくろう。「ココロキット」はWebブラウザーから使うプログラミング環境「kurikit(クリキット)」でプログラムをするよ。ここではkurikitのビジュアルプログラミングの基本的な使い方から紹介するよ。

Webブラウザーの準備

 kurikitを使うには、Webブラウザーが必要だ。いろいろあるけれど、Google Chrome(グーグルクローム)を使うよ。Google Chromeがパソコンにインストールされていないなら、以下のリンク先からダウンロードをしてね。

https://www.google.com/intl/ja_jp/chrome/

 ダウンロードをしてインストールしたら準備完了
じゅんびかんりょう
だ。

kurikitのビジュアルプログラミングを開こう

 Google Chromeを起動したら、kurikitのビジュアルプログラミングにアクセスしよう。表示されるまでちょっと時間がかかるけどあせらず待とう。

 表示された画面は、Scratch3.0の画面と似ているね。違うのは一番右の「ステージ」に、「ユカイな生きものロボットキット」が表示されていることだ。kurikitのビジュアルプログラミングの画面構成は、基本的にはScratch3.0と同じだよ。

kurikitの画面

ブロックの場所(Scratchではブロックパレット)
 命令のブロックが並んでいる。ブロックのカテゴリーが左側に
たて
に並んでいるよ。

プログラミングをする場所(Scratchだとコードエリア)
 ここでブロックを置いて、つなぐことでプログラミングをする。

ステージ
 プログラムの結果がここで確認できる。

ココロキットとつなぐ

 それでは、kurikitのビジュアルプログラミングでプログラムをつくって、ココロキットで動かしてみるぞ。まずはココロキットのLEDを光らせてみよう。

ココロキット

電源スイッチ
 ココロキットにある唯一
ゆいいつ
のスイッチで、スイッチを横にスライドすると電源のON・OFFができる。

電源LED
 電源をONにすると小さなLEDが赤色に点灯する。この小さなLEDが電源LEDだ。ココロキットの電源がONになったか、OFFになっているかはこのLEDを見て確認しよう。

モーターポートR
 ココロキットは2つのモータに対応していて、モータの線をつなぐ1つ目の差し込み端子だ。

モーターポートL
 モータの線をつなぐ2つ目の差し込み端子だ。

フルカラーLED
 赤、緑、青の3色の強さを変えて光らせることができるLEDだ。

 ココロキットは、スイッチのついている方が「前」、モーターポートがついている方が「後ろ」として、左右を決めている。キミたちがロボットをつくるときに、同じように左右を決めなくてもいいけど、そろえておくとプログラムを考えるときに簡単になるよ。

 ココロキットに単3形電池を2本入れて、電源スイッチをずらしてONにしてみよう。スイッチをONにすると、電源LEDが赤色に光るよ。電源を確認したい時は、このLEDが赤色に光っているかどうかか見てみてね。
 確認出来たら、電源スイッチはいったんOFFにしよう。

kurikitを準備する

 パソコンに戻って、Google Chromeでkurikitのビジュアルプログラミングを開こう。開いたときにブロックの場所に「ココロキット」カテゴリーのブロックがすでに表示されていれば大丈夫だけど、もし見当たらなかったら、拡張機能
かくちょうきのう
として用意されているので、追加しよう。

ブロックの場所

 拡張機能を追加するときは、左下の「拡張機能を追加」のボタンを押して、「拡張機能を選ぶ」というページを表示させるよ。

 そのページにある「ココロキット」をクリックしたら追加されるよ。

「機能拡張を選ぶ」で「ココロキット」をクリックする
「ココロキット」のブロックが追加された

ココロキットとkurikitのビジュアルプログラミングをつなぐ

 kurikitのビジュアルプログラミングで準備ができたら、ココロキットの電源スイッチをスライドして、電源をONにする。電源LEDが赤色に光ることを確認してね。

 次に、kurikitのビジュアルプログラミングで、「ココロキット」カテゴリーにある「接続する」ブロックの左にある白い四角をクリックする。

 すると、「kurikit.ux-xu.comがペア設定を要求しています」という画面が表示される。ここでは、接続できるココロキットのリストが自動的に表示される。「cocorokit-02XXXX」というのがそうだ(「XXXX」の部分はココロキットによって違う)。

 「cocorokit-02XXXX」をクリックして、「ペア設定」ボタンをクリックしよう。

 ステージに「ココロキット:接続する」が「接続中…」をいう表示になるけれど、それが「接続しました」になれば接続完了だ。

ステージにある「ココロキット:接続する」が「接続中…」という表示になる。
「ココロキット:接続する」が「接続しました」になれば接続完了だ。

フルカラーLEDを光らせてみよう

 それでは、ココロキットのフルカラーLEDを光らせてみよう。

 「ココロキット」カテゴリーにある「赤を(100)にする」ブロックをクリックしてみよう。

 ココロキットのフルカラーLEDが赤色に光ったね! これでキミもココロキットを動かせるようになったぞ。

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