プログラムを改造してみよう!

 micro:bit(マイクロビット)は手のひらサイズの小さなコンピューター。いろいろな機能
(きのう)

(そな)
わっていて、自分でプログラミングをすることができるよ。ブログラミングは「MakeCode(メイクコード) for micro:bit」を使えば、初心者でもかんたんにできるんだ。

 コカネットでは、micro:bitを使ったツール「探検ウォッチ」にプログラミングをすることで、いろいろな機能を追加しているよ。雑誌での連載
(れんさい)
を含めたバックナンバーは、micro:bit特設サイトでまとめているので、ぜひ見てみてね。

 さて、2月28日(日)に、「micro:bitプログラミングワークショップ」をオンラインで開催
かいさい
するよ。初心者クラスは通電テスターをつくるけど、経験者クラスは、「micro:bitプログラミング相談室
そうだんしつ
」を開催!

 これまで「micro:bitでレッツプログラミング!」で探検ウォッチの機能をプログラミングしてきたけど、つくったプログラムを改造してみたいと思ったことはないかな。また、記事の通りにプログラミングをしているけど、うまく動かないということはなかったかな。そんなお悩みを講師の倉本大資
くらもとだいすけ
先生と一緒に考えよう! 

 ひょっとしたら、同じプログラムで悩んでいる参加者もいて、情報交換
じょうほうこうかん
もできるかもしれないね。

1 プログラムを改造する

 そうはいっても、参加するためにどうすればいいのかわかりづらいかもしれないね。そこで、タケモが参加するならどうするかを紹介するよ。

 タケモは、雑誌の連載第8回「リモートで明るさを測ろう」でつくった「暗くなったら点灯するライト」のプログラムを元にして改造した。元のプログラムは次の図のようなものだ。

「暗くなったら点灯するライト」のプログラム
「暗くなったら点灯するライト」のプログラム

 これは、周囲
しゅうい
が暗くなったら自動的にLEDが点灯するライトだ。

暗い部屋に入ったら自動的にLEDが点灯する
暗い部屋に入ったら自動的にLEDが点灯する

 これを、自動的に点灯させるモードと、自分で点灯させるモードの両方をつくりたい、と考えたんだ。つまり、

  1. 周囲が暗くなったら自動的にLEDが点灯
  2. ボタンなどを押したときにLEDが点灯

 という2つのモードを使い分けられるようにしたいんだ。

 そこでつくったのが、次のプログラムだ。micro:bitのボタンを押すことで、①と②を切り替えるようにしているよ。変数「モード」を使って切り替えのコードを組み立てている。ちなみにモードによる切り替え機能のプログラムは「モード切替機能のつくり方」を参考にした。

「暗くなったら点灯するライト」改造したプログラム
「暗くなったら点灯するライト」改造したプログラム

 micro:bitにも書き込んでためしてみた。だいたいの動作はうまくいったけど、想定
そうてい
していたように動かないところもあって、プログラムを修正したほうがいいみたいだ。

 そこで、タケモはこの「修正する方法」をワークショップで相談してみたいなと思っているよ。

2 プログラムを完成させたい

 ワークショップには、何かのプログラムにチャレンジしたけど、うまく動かないから、倉本先生に相談したいのでもOK。

 例えば、ML2Scratch(エムエルツースクラッチ)と連携
れんけい
したAIプログラムにチャレンジした「Scratch+micro:bitでAIプログラミング!」の「③micro:bit探検ウォッチと連携して、ジェスチャーを認識させよう」では、探検ウォッチをつけて、動かしたときの
うで
の動きを認識
にんしき
して、学習させるプログラムをつくった。タケモがつくったときはとりあえず動いたけど、ジェスチャーの認識が不安定だった。プログラムがジェスチャーを認識するタイミングなど、プログラムで工夫できるところもありそうだ。良い方法がないか相談してみたいなあ。

micro:bit探検ウォッチを付けた腕のジェスチャーを認識するプログラム。ML2Scratchと連携している
micro:bit探検ウォッチを付けた腕のジェスチャーを認識するプログラム。ML2Scratchと連携している

 これ以外にも、これまで「micro:bitでレッツプログラミング!」ではいろいろなプログラムをつくってきたけど、うまく動かなかったこともあるかもしれない。そのプログラムが残っていたら、この機会に完成させてみてはどうかな。

3 つくった探検ウォッチのプログラムをお披露目しよう!

 今回のワークショップでは、参加者みんながそれぞれにプログラムを持ち寄ってもらうけど、倉本先生のアドバイスや、他の参加者との意見交換をして完成したプログラムは、ワークショップ内でお披露目
ひろめ
してもらう予定だ。コカネットでもレポートする予定だゾ。

4 「光や音がmicro:bitを行ったり来たりする」プログラム

 最後に、講師の倉本大資先生の作品を紹介しよう! 連載第5回「探検ウォッチで通信しよう!」(2019年2月号掲載)で、micro:bit同士で無線通信
むせんつうしん
ができること、通信するためのプログラムを紹介した。ここでつくったのは、無線通信機能を応用した、micro:bit同士でアイコンやメロディーが行ったり来たりするおもしろい作品だ! どんな作品かは動画を見てみてね。

 「micro:bitプログラミングオンラインワークショップ」は2月28日(日)にオンラインで開催だよ! 経験者クラスは15:30から。みんながどんなプログラムをつくったのか、見てみたいなあ。みんなの参加を待っているよ!

micro:bit V2
2/28 micro:bitプログラミングワークショップ 開催!

今回は初心者クラスと、経験者クラスの2クラスを開催するよ!
ワークショップの詳細や、お申し込みはコチラから

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1924年創刊の小中学生向け科学月刊誌。話題の科学ニュースを、どこよりもおもしろく、わかりやすく解説。宇宙、生き物、テクノロジーなど、好奇心旺盛な子供たちがわくわくする科学をお届けします。創刊以来、研究者や医師、エンジニアなど一流の人たちが子供時代に読んでいた雑誌として知られています。また、毎月工夫をこらした実験や工作を多数紹介。手を動かしてものづくりをする体験を提供しています。子供向けのプログラミング学習記事も充実。記事の内容と連動したプログラミングキットの開発も行っています。

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