南極での食事と生活(2023年10月号)

冷凍室に納められた1年分の食材。

 南極の昭和基地では、毎年約30人の隊員が1年間の越冬生活を送ります。

 日本からの物資の輸送は南極観測船「しらせ」による年に1回のみ。1年間に消費する食材の量は、飲みものやお菓子なども含めてひとり当たり約1tです。越冬生活を送るために予備も含め、毎年40tの食材を南極に持ち込み、大きな冷凍室や冷蔵室にて保存しています。持ち込んだ食材は調理担当の隊員が、おいしく料理してくれます。飽きがこないよう、和食・洋食・中華などいろいろな種類のメニューが用意されています。

 では、南極での生活はどのようなものでしょうか。昭和基地の生活は、日本と大きく変わりません。大きな浴槽があるお風呂や水洗トイレ・洗濯機があり、また隊員には個室も与えられていて、非常に快適に過ごせます。

 ただ観測のため野外で活動するときには、極寒の中テントでの生活を送ることもあります。

食事を作る調理隊員。
越冬隊員の個室。
昭和基地のお風呂。
野外のテント泊の風景。

(第64次南極地域観測隊 越冬隊 医療担当 井上 彩)
掲載協力/国立極地研究所

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