元素は目に見えないのに、どうやって見つけたのですか?

実験技術の進歩などにより、多くの元素が発見されてきました 

身の回りのものが一体何からできているかというのは、遠い昔からの疑問でした。例えば、今から2300年ほど前の学者であるアリストテレスは、あらゆるものは水・土・空気・火の組み合わせで出来上がっているという「四元素説」を唱えています。ただしこのころの技術では、これを確かめることはできませんでした。金や銅なども発見されていましたが、これらが万物を構成する要素、つまり元素かどうかはまだわかりませんでした。
その後、実験の技術が少しずつ進歩し、純粋な物質を取り出したり、成分を調べたりできるようになりました。そして、17世紀の化学者ボイルにより、「元素とは、これ以上単純な物質に分けられないもの」という近代的な考えが発表されました。
それ以降、ある物質が元素かどうかを確かめる方法が編み出され、多くの元素が見つかっていきました。20世紀になると、物質を構成するとても小さな粒である「原子」の存在が証明され、ようやく元素の本当の姿が突き止められました。このように、元素とは何であるのかわからないままに発見され、少しずつ正体がわかっていったのです。
(佐藤健太郎)

 元素を表す記号のことを元素記号という。
現在発見されている元素は118種類ある。
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