天気図はどう見ればいいの?

観測結果を示す等圧線や記号が見るポイントになります

天気図は各地で同じ時刻に観測されたデータを、地図上に示したものです(図)。そのため天気図を見るときは、観測結果を表す等圧線や記号がポイントになります。
まず天気図全体に見られる曲線は、気圧の等しい所を結んだ等圧線です。風は気圧の高い方から低い方へ吹き、等圧線同士の間隔が狭いところでは風が強くなるため、等圧線から風の様子も知ることができます。
「高」、「低」、「台」の記号は高気圧、低気圧、台風で、数値は中心の気圧です。等圧線が閉じていて周りより気圧の高い所が高気圧、低い所が低気圧、台風では等圧線が同心円となります。高気圧の中心付近は晴れ、低気圧ではくもりや雨の天気です。このような高気圧や低気圧の分布は「気圧配置」と呼ばれます。
低気圧の中心からのびる半円や三角の記号は前線です。大陸や海上の広い範囲で気温や水蒸気の量が一様になった空気のかたまりを気団といい、前線は性質の異なる気団の境目に生じます。前線は特徴によって寒冷、温暖、停滞、閉塞の4種類に分けられ、前線付近では雲や雨雲が発生するため、くもりや雨となります。
風は、風が吹いてくる方向を表す風向と、強さを示す風力で表します。風向は東西南北を細かく分けた16方位で表し、風力は0から12の13段階で矢羽の数を記号としています。
各地で観測された天気は記号で表します。全部で21種類ありますが、主なものを図に示します。
日本付近の上空には「偏西風」という西風があるため、高気圧や低気圧はその風にのって移動し、天気は西から東へ移っていきます。
インターネットで時間を追って天気図や気象衛星画像を見ると、気圧配置や雲の変化がわかり、これからの天気も予想できるようになります。挑戦してみましょう。
(気象予報士 太田陽子)

新聞で見られる天気図の例。

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