マジックミラーのしくみを教えてください

水銀を薄く塗って、少しだけ光を通すようにする 

片側からは鏡に見えるけれど、逆側からは透けて見えるガラスがありますね。マジックミラーといって、それを使った窓では、外からは明るい景色が鏡のように反射して見えますが、部屋からは外が見えています。どのようなしくみなのでしょうか?
片面だけ特殊な加工をして、光をすべて跳ね返しているように思えますが、水銀を普通の鏡より薄く塗り、光が少なめに反射し、また透け出るようにできています(図)。ですから、マジックミラーの窓では、本当は部屋の弱い光も外に透け出ています。それでも外から部屋が見えにくいのは、外で反射している強い光にまぎれてしまい、ほとんど見えなくなっているからです。
夜になって外が暗くなると、マジックミラーの窓の見え方は一転します。外から部屋の中が見えて、部屋からは外が見えにくくなります。マジックミラーはそのしくみ上、明るい側が暗い方から見え、暗い側が明るい方から見えにくいのです。レースのカーテンで仕切った部屋の外と中の見え方の違いが、明るさによって変わるのも同じ理由ですね。
マジックミラーは目を保護するサングラスや防犯、おもちゃなど身の回りのいろいろなところで活用されています。
(佐倉美穂)

 マジックミラーのしくみ

最新号好評発売中!

子供の科学 2020年 12月号

CTR IMG