19年ぶりの開催!企画展「シダ・ミュージアム ―つくばシダ展―」でシダの世界にどっぷり浸かろう!(9月16日(土)~24日(日)、茨城県)

9月16日(土)から24日(日)まで、国立科学博物館筑波実験植物園にて19年ぶりのシダ展が開催されるよ。日本のシダ、世界のシダが大集合! 「シダって地味じゃない?」と思ったあなたにこそ、ぜひこの奥深い魅力を知ってほしい。筑波実験植物園が保有する日本一のシダコレクションを思う存分堪能すべし!

 家の周りや公園など、身近な場所で見ることのできるシダ植物(ワラビやゼンマイもその仲間だね)。観葉植物としても人気があるけれど、実は絶滅が心配されている種も多い。その多彩な世界を覗きに行こう! ここでは、展示の見どころをチラッと紹介するよ。

 今回の目玉のひとつは、超希少な種の展示。植物園で系統保存している日本産希少シダの中から、普段は非公開の30種を含む50種以上を鑑賞することができるよ。希少な種をどのように殖やしていくのか培養の取り組みも紹介されている。

タカサゴイヌワラビ(写真提供/国立科学博物館)

 また、分類体系が近年大きく変わったというウラボシ科シダ植物についての展示にも注目。最新の研究成果を交えて、全貌がわかるスペシャル展示コーナーが設置されているよ。形がさまざまでおもしろそう!

ウラボシ科の多様な形態(写真提供/国立科学博物館)

 ここ数年で発見された日本の新種・新産種の初公開も見逃せない。この8月、日本の野生シダ植物全種を網羅する「Green List」がアップデートされたそう。シダ植物の世界はまだまだ奥深い!

2018年に発見されたムシャシダ(写真提供/国立科学博物館)

 会期中は、座談会やガイドツアーなど関連イベントも行われるよ。詳細は公式サイトでチェックしてね。

 

イベント名企画展「シダ・ミュージアム ―つくばシダ展―」
会期2023年9月16日(土)~9月24日(日)
会場国立科学博物館筑波実験植物園
住所茨城県つくば市天久保4-1-1
開館時間9時~16時30分(最終入園は16時まで)
休館日会期中無休
入園料18歳以下65歳以上/無料、一般/320円
問い合わせ029-851-5159
公式サイトhttps://tbg.kahaku.go.jp/event/2023/09shida/

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