《子供の科学深ボリ講座》Unityでメタバースのワールドをつくろう! 5 もっとUnityでのつくり方を知りたい!

 『子供の科学』2022年9月号の特集「体験! メタバース」では、メタバースプラットフォーム「cluster」のワールドをつくる方法を簡単に紹介しました。雑誌でも2D/3Dゲーム開発エンジン「Unity」でつくれることを簡単に紹介しましたが、実際には事前の準備も含めてちょっとハードルが上がります。ここでは改めて手順を追って詳しく紹介していきましょう。

※なお、この記事は、2022年7月末時点での情報をもとに執筆をしています。使用しているアプリケーション、ソフトウェアのバージョン、画面などはご利用時には更新されている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。

 Unityでもっといろいろなワールドをつくりたいなら

 ここまでは、初めてUnityを使う人を対象として、基本的な作業の流れを説明しました。この記事では触れることができませんでしたが、clusterでは、たとえばスイッチを押したら何かが動くようにするしくみを実装する方法も用意されています。clusterのウェブサイトには解説記事もたくさん掲載されているので、参考にすると良いでしょう。

クリエイターズガイド
https://creator.cluster.mu/

 ちなみに今回使ったサンプルプロジェクトの中には、MinimalSample以外に、いくつかワールドのSceneファイルが入っていました。これらのワールドでは、物体にいろいろなしかけを実装しているので、実際に再生したときの動作と比べれば、しくみが理解しやすいでしょう。

「InteractItem Trigger」を選択してみたところ。
「Inspector」で実装されているコンポーネントがわかる

 今回の記事を参考に、ぜひ自分ならではのワールドづくりにチャレンジしてみてください。メタバース上に自分のワールドがあると、より楽しくなるかもしれませんね!

《子供の科学深ボリ講座》Unityでメタバースのワールドをつくろう! 記事一覧

1 Unityの準備

2 サンプルプロジェクトでワールドづくりをはじめよう

3 サンプルプロジェクトを改造しよう

4 公開されている3Dデータを使ってワールドを改造する

大塚実 著者の記事一覧

PC・ロボット・宇宙開発・VR/メタバースなど技術系の分野を幅広く執筆しているテクニカルライター。電力会社系システムエンジニアの後、編集者を経てフリーに。三度の飯よりプログラミングが好きな体質のため、隙あらばエンジニア仕事も引き受けている。宇宙作家クラブに所属。
Twitter: @ots_min
https://o-tsuka.net/

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