子供の科学2025年6月号の「はじめようジブン専用パソコン」では、5月号に続いて生成AIの使い方を紹介した。6月号では、Scratchでつくった「三目並べ(まるばつ)」のコンピューター(COM)側をChatGPTにやらせている。ScratchでChatGPTの機能を呼び出すのはAPI(Application Programming Interface)を使う。そのために必要なAPIキーを入手する方法を紹介するよ。これから説明する方法でAPIキーを手に入れてから6月号の記事の内容に挑戦しよう。
まず、Webブラウザーを開いて、アドレスバーに「openai.com」を入力して開こう。

次に、右上のログインにカーソルを合わせて、「API プラットフォーム」を選ぶ。

5月号で作成したアカウントと方法でログインするよ ※。
※ まだアカウントを持っていない人は、子供の科学2025年5月号の「はじめようジブン専用パソコン」「生成AIと対話してゲームをしてみよう」を読んで作成しよう。バックナンバーはこちらから読むことができる(バックナンバーの閲覧には、コカネット無料会員の登録が必要になります)。

「OpenAI Platform」の画面に変わったら、右上の「Start building」を押す。

次の画面の「Organization name」(組織名)には「Personal」(個人)を入力しよう。「What best describes you?」は、利用者の属性を確認するものだ。選択肢には、「Very technical」(専門知識がある)、「Somewhat technical」(ある程度専門知識がある)、「Not technical」(ほとんど専門知識がない)があるので、自分に合ったものを選んでね。これで機能が変わることはないよ。

入力が終わったら、「Create organization」をクリックして進もう。

「Invite your team」は、組織でチーム開発するためのものなので、何も入力せずに「Continue」を押す。

「Make your first API call」の画面でAPIキーを作成するよ。キーの名前とプロジェクト名は初期値の「My Test Key」と「Default project」で大丈夫だ。「Generate API Key」を押そう。

画面が変わって、「My test key」が表示されたね。「Copy」ボタンを押してコピーしよう。この画面を閉じると再び表示できず、もしキーを忘れたら新しいキーをつくり直さないといけないので注意しよう。

それなので、忘れても大丈夫なようにテキストファイルとして保存しておくといいね。左上のスタートメニューから、「アクセサリ」の中にある「Text Editor」を開く。

テキストエディターが開いたら、Ctrl+Vでコピーしたキーを貼り付け、Ctrl+Sで保存しよう。ここでは、デスクトップに「OpenAIのAPIキー.txt」という名前で保存したけど、自分で分かりやすい場所に分かりやすい名前で保存すればいいよ。
これで、APIキーが手に入った。APIキーを使いたいときは、このテキストファイルを開いてコピーすれば大丈夫だ。

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