市岡元気先生のおすすめ実験3「氷のわた毛」-自由研究スペシャル

 一瞬で液体を凍らせて固体にする、“氷の魔法”を伝授しよう! この実験にぴったりの性質を持つ「酢酸
さくさん
ナトリウム
」という物質を使うぞ。水に酢酸ナトリウムを溶かした溶液をゆっくりと冷まし、衝撃などを与えると、一気にそこから凍りだす。ポイントは溶かすときと冷ますときの温度だ。詳しく実験を見ていこう!

★わかること:ものの溶け方、状態変化

用意するもの(家で試しやすい分量)

・水(あれば精製水)……90mL
・酢酸ナトリウム(無水)……80g

※精製水や酢酸ナトリウムは薬局やオンラインショップなどで購入できる。

道具

・ガラスのびん(容量200mL程度、耐熱性のガラス容器)
・鍋
・ガスコンロ
・竹串
・ガラス棒(はしなどでもよい)

実験手順

※火を使うときは大人の人と一緒に行うこと

①ガラスのびんに酢酸ナトリウムを入れ、水を注ぐ。
②ガスコンロで中火にかけて湯せんし、ガラス棒でかき混ぜて酢酸ナトリウムを溶かしていく。
③酢酸ナトリウムが完全に溶けたらしばらく置き、室温(20℃前後)に戻す。このとき、強い衝撃を与えると凍ってしまうので注意。
④酢酸ナトリウムを竹串の先に少量つける。
④酢酸ナトリウムの溶液に竹串を入れると、溶液が凍りだす。
※酢酸ナトリウムは食品添加物にも使われる物質。今回の実験で使った量であれば、結晶を新聞紙に包んで燃えるごみに出してもOK。
あっという間に全体が凍った!

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《解説》一瞬で液体が凍る秘密

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