基地の電気を守る(2026年4月号)

地球の一番南の「南極」で、気象・地質・生物など、さまざまな地球環境を調べている南極観測隊。「南極通信」では、隊員たちが現地から、南極での活動やくらし、研究の様子をコカ読者に届けてくれるよ!

今月号のレポートは……
第66次観測隊 発電機エンジン担当 鎌松泰典

昭和基地での活動に必要な電気は2台のディーゼル発電機でまかなっている。

 とても寒い南極で、仕事をしたり暮らしたりしていくためには、多くのエネルギーが必要です。昭和基地では2台のディーゼル発電機が、基地に電気を届けています。
 ディーゼルエンジンは、燃料を燃やして動く丈夫な機械。気候が厳しい南極でも長く安定して動くのが特長です。
 もし発電装置が故障してしまったら、観測も基地での生活もとても難しくなります。そのため、毎日2回、発電機エンジン担当の隊員が中心となって、エンジンの音や振動、油のにじみまで、細かくチェックします。最近では、ウェアラブル端末を使って、発電機の状態や作業の様子を映像で届け、日本にいる専門家からアドバイスをもらうこともできます。もし何かあっても安心です。
 丈夫なエンジンと隊員たちの努力、そして最新のテクノロジーによって、南極での生活と観測が支えられているのです。

ディーゼル発電機。2台を交互に運転し、計画的に点検を行う。

肩にかけた白い端末がウェアラブルカメラ。点検をしながら、日本といつでも通信できる。

掲載協力/国立極地研究所

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