MetaMoJi賞の福永周平さんがMetaMoJi社を訪問!ものづくりの現場を体験《小中学生トコトンチャレンジ2024》

 子供の科学100周年パートナーの株式会社MetaMoJiは、実験やものづくり、自然観察など、好きなことをトコトンやりたい小中学生を応援する“次世代教育プログラム”「小中学生トコトンチャレンジ2024」をサポートしています。

 全177件の申請の中からMetaMoji賞に選ばれたのは、福永周平さん(小学5年生)のテーマ「電気を使わないコンピューターを作りたい」。水やビー玉などで足し算やかけ算ができるコンピューターをつくるというものづくりの研究開発です。もののしくみに興味を持って、ものづくりの楽しさを知ってもらいたいというMetaMoJiの思いにぴったりの研究開発テーマということで選出されました。

MetaMoJi賞を受賞した福永周平さん

夏休みに福永さんがMetaMoJi社を訪問!ものづくりについて相談しました

 電気を使わないコンピューターの試作に取り組んでいる福永さん。MetaMoJiでは福永さんの研究開発サポート企画として、ものづくり相談会を開催。福永さんは夏休みに、東京・六本木にあるMetaMoJi本社、および工房を訪問しました。

 相談にのってくれたのは、MetaMoJi Su-Pen事業部ディレクターの植松直也さん。MetaMoJiはスマホやタブレットに手書き文字が書けるアプリの開発で有名な会社ですが、植松さんはソフトの開発者でありながら、ものづくりが大好きなエンジニア。アプリを開発しながら、スマホやタブレットに手書きするときに書き心地のよいペンツール「Su-Pen」も開発し、ヒットさせました。

 MetaMoJiを訪れた福永さんは、植松さんに電気を使わないコンピューターの進捗をプレゼン。3Dプリンターで試作を繰り返し、水で動く論理ゲートのしくみの一部の設計が見えてきたとのことです。

植松さんに論理ゲートのしくみを説明する福永さん

 植松さんにアドバイスをもらい、ここからどのようにしてコンピューターの装置をつくっていくか楽しみです。

MetaMoJiの工房を見学!ものづくりを楽しむ心を学びました

 相談会の後は、ものづくりの装置や試作品がいっぱいの工房を案内してもらいました。

これは立体迷路。迷路作成ソフトでつくったデータをもとに、レーザーカッターでつくるのだそう。透明アクリルの中が迷路になっていて、小さい球を転がしながらゴールを目指します。この迷路は福永さんにプレゼント!

 植松さんはレーザーカッターを使って、さまざまな商品の試作や生産を行っているとのこと。実際にレーザーカッターでのものづくりを見せてもらいました。

アクリルをセッティングして位置合わせ
さあ、どんなものができるのかな…
完成!できたのは福永さんのネームプレート。このぐらいのものなら数分で出来上がります。これもプレゼントしてもらいました。
実は最初の写真で福永さんが持っていたMetaMoJi賞の盾も、この工房のレーザーカッターで植松さんがつくったものでした。植松さんが開発した「Su-Pen」も進呈。

 さまざまなアイデアが生み出される工房を見学した福永さん。ぜひこの経験を活かして、自分のアイデアをどんどん形にしていってほしいと思います。

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1924年創刊の小中学生向け科学月刊誌。話題の科学ニュースを、どこよりもおもしろく、わかりやすく解説。宇宙、生き物、テクノロジーなど、好奇心旺盛な子供たちがわくわくする科学をお届けします。創刊以来、研究者や医師、エンジニアなど一流の人たちが子供時代に読んでいた雑誌として知られています。また、毎月工夫をこらした実験や工作を多数紹介。手を動かしてものづくりをする体験を提供しています。子供向けのプログラミング学習記事も充実。記事の内容と連動したプログラミングキットの開発も行っています。

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