【コカトピ!】野生動物にも蔓延していた新型コロナウイルス

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文/保谷彰彦

ペットに加えて野生動物でも...

 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染症のパンデミック(世界的大流行)によって、世界中で7億7,100万人以上が感染し、600万人以上の死者が出ています。いま脅威となっているのが、より強毒性で感染力の強い変異体の出現です。そうした新たな変異体の発生源として心配されているのが野生動物です。

 動物の新型コロナウイルス感染例として、ペットに加えて、オジロジカやミンクなど数種の野生動物が知られていますが、実際に野生動物にどのくらい感染が広がっているのかは不明でした。

 このほど、バージニア工科大学(アメリカ)などの研究グループは、網羅的な調査から、野生のシカネズミ、キタオポッサム、アライグマ、ウッドチャック、トウブワタオウサギ、アカコウモリを含む6種で、新型コロナウイルスの陽性反応が検出されたことを報告しました。

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