【コカトピ!】小さな耳の化石から、恐竜時代の千葉県がわかる!

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文/土屋 健

博物館に眠っていた小さな骨

 耳の中、鼓膜の奥には、いくつもの小さな骨や構造物があります。こうした構造物は、脳に音を伝えるだけではなく、からだのバランスや重力を感じることに役立っています。

 耳の奥の小さな構造物の中でも、とりわけ小さな構造物が「耳石」です。方向などを感知するときに使われている数mmサイズの炭酸カルシウムの結晶です。

 千葉県銚子市に、君ヶ浜層という約1億2500万年前から約1億2100万年前の白亜紀前期の浅い海でできた地層があります。この地層から市民によって1999年に採集された岩石が、2000年に千葉県立中央博物館に寄贈されていました。このたび、その岩石の中に含まれていた耳石の化石が分析され、その結果が発表されました。

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