「ストランドビースト」四国初上陸! 高知県立美術館で「テオ・ヤンセン展」開催中(6月25日(日)まで)

高知県立美術館では「テオ・ヤンセン展」が開催中。テオ・ヤンセンの代表作である、風を受けて砂浜の上をまるで生き物のように歩く「ストランドビースト」が四国初上陸! この貴重な機会をお見逃しなく。

 オランダの造形作家テオ・ヤンセンは1990年から、プラスチックチューブやペットボトルなどを材料に「ストランドビースト」の制作を開始。「ストランドビースト」はオランダ語で「砂浜の生命体」という意味で、その名の通り、風を受けて砂浜の上を生き物のように歩く。大学では物理学を学んでいたというヤンセンの作品は、芸術という枠組みだけに収まらないふしぎな魅力に満ちているよ。

《アニマリス・プラウデンス・ヴェーラ》 2013年 🄫Theo Jansen

 風の力で歩く姿だけでも驚きなのに、「ストランドビースト」は歩行だけでなく、方向転換したり、水や強風を察知することができたり、さまざまな環境に適応できるように今でも進化し続けている。大きさや形、機能などが異なるさまざまな「ストランドビースト」が増殖中なのだ。展示では、その進化の流れをたどることができる。

《アニマリス・ペルシピエーレ・プリムス》 2006年 🄫Theo Jansen
《アニマリス・カリブス》 2018年 🄫Theo Jansen

 今回は、映像や木型・パーツ、ヤンセン自筆のスケッチ、制作に実際に使われた道具なども展示されるよ。生命を感じさせる有機的な動きはどう生み出されているのか、ぜひその目で確かめてね。展示は6月25日(日)まで。


イベント名「テオ・ヤンセン展」
会期2023年4月15日(土)~6月25日(日)
会場高知県立美術館
住所〒781-8123 高知県高知市高須353-2
開館時間9時~17時(入館は16時30分まで)
休館日会期中無休
観覧料高校生以下/無料、大学生/850円、一般/1200円
問い合わせ088-866-8000
公式サイトhttps://moak.jp/

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