牧野富太郎博士に思いをはせて花を愛でよう「春らんまん まきの花物語」(高知県、6/4(日)まで)

春からの連続テレビ小説『らんまん』の主人公のモデルでもある、植物学者・牧野富太郎。憧れているという人も多いんじゃないかな?この春は、牧野博士がそうしたように、春の植物を愛でてはいかが? いろいろな発見があるかも!

 高知県にある、高知県立牧野植物園では「春らんまん まきの花物語」が開催中。春らんまんの植物園めぐりを楽しみましょう。

約2万株が咲き誇る「こんこん広場」の花畑。(画像/高知県立牧野植物園)

 園内の植物が見ごろを迎えるのと合わせ、眺望抜群の「こんこん山広場」には、赤やオレンジ、黄色などの暖かい色を中心とした花々が咲き誇る春の草原が現れます。この場所では、牧野博士が自身で採集して練馬(東京都)の自宅で育てていた植物や台湾産ツツジ属植物など、ほかにはない珍しい植物も見ることができます。

 「南園」では、牧野博士像エリアから50周年記念庭園を中心にカキツバタの園芸品種や、サクラ属‘仙台屋’、モモの園芸品種など春を代表する花木が咲き揃い、この季節しか見られない花景色が広がります。

広大な園内には3000種類以上の植物が。季節ならではの景色を楽しみたい。(画像/高知県立牧野植物園)

 会期中は、「重ね押しスタンプラリー」が開催されます。5か所のスポットをめぐって順番に版画スタンプを重ね押しすると、牧野博士が描かれたポストカードが完成。ぜひ参加してみましょう。また、牧野博士の誕生日である、4月24日(日)は入園無料。

 園内にある「牧野富太郎記念館」では、牧野博士の生涯や功績についてじっくり学ぶこともできます。博士が94年の生涯で収集した標本は約40万枚、名付けた新種や新品種などは1500種類にも及びます。その情熱が切り開いた植物の世界をのぞいてみてください。

イベント名「春らんまん まきの花物語」
会期3月25日(土)~6月4日(日)
会場高知県立牧野植物園
住所高知県高知市五台山4200-6
開園時間9時~17時 (最終入園は16時30分まで)
休館日5月30日(火)
入園料一般730円(高校生以下無料)
公式サイトhttps://www.makino.or.jp/

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