【招待券プレゼント】編集部が写真でリポート! 最新CTスキャンと3D画像でせまる古代エジプトとミイラの謎

 東京・上野の国立科学博物館では、特別展「大英
だいえい
博物館ミイラ展 古代エジプト6つの物語」が開催中。古代エジプト研究で知られるイギリスの大英博物館が、高精度
こうせいど
のCTスキャンによって画像解析
かいせき
を行い、包帯を解くことなくミイラの謎を解き明かす。今回は編集部が現場に潜入
せんにゅう
して撮影した写真とともに、本展の魅力
みりょく
と注目ポイントをご紹介!

 展示されているのは、王家に仕えた役人、名家
めいか
神官
しんかん
、結婚している女性、幼い子供など、年齢や性別、職業、生きていた時代もさまざまな6体のミイラ。1体につき7000枚ものCTスキャン画像を撮影し、そのデータをもとに3次元構築
こうちく
画像で全身を復元したことから、今回いくつもの新発見があった。

「ハワラの子ども」(所蔵元:大英博物館)
3~5歳とみられる男の子のミイラ(後40~後55年頃)。
おお
い布に美しい肖像
しょうぞう
画が描かれている。

 例えば「テーベの女性、タケネメト」(下写真)は、CTスキャンで頭部に石灰化
せっかいか
した大きな
かたまり
が見つかり、それが原因で死にいたったのではないかと考えられる。

「テーベの女性、タケネメト」(所蔵元:大英博物館)
亜麻布
あまぬの
でくるまれ、青いビーズネットがかけられた既婚
きこん
女性のミイラ(前700年頃)。CTスキャン画像(奥)から動脈硬化症
どうみゃうこうかしょう
にかかっていたと考えられる。

 また、「テーベの神官、ネスペルエンネブウ」(下写真)の頭にある器は、これまでミイラをつくった際に置き忘れた物とされてきたが、今回の調査で、頭と器の間には2cmほどの包帯の厚みがあることがわかり、何か目的をもって置かれた可能性が高いことが明らかにされた。

「テーベの神官、ネスペルエンネブウ」(所蔵元:大英博物館)
色鮮やかなカルトナージュの
ひつぎ
に納められたネスペルエンネブウのミイラ(前800年頃)。彼は代々続く名家の神官だった。

 副葬品
ふくそうひん
として出土したアクセサリーや護符
ごふ
(お守り)、楽器、女神像、子供のおもちゃなどからも、当時の文化や信仰
しんこう
のようすが伝わってくる。古代エジプトの人々は何を食べ、どんな暮らしをして、なぜ死んでしまったのか? ミイラはその人物の一生を刻みこんだ情報の宝庫なのだ。

「幼い子どもの襟飾り」(所蔵元:大英博物館)
小さなビーズ玉をいくつも重ね、女神をかたどった
えり
飾り。来世
らいせ
への旅をする際に身を
まも
ってくれるとされた、さまざまな護符とともに見つかった。
「ジェドバステトイウエフアンクのカノポス壺」(所蔵元:大英博物館)
取り除かれた内臓(肝臓
かんぞう

はい
、胃、腸)は、4つのカノポス
つぼ
に別々に納められた(前380~前343年頃)。

 さらに本展では、日本の調査隊によるサッカラ遺跡
いせき
調査の特別展示や、国立科学博物館に寄贈
きぞう
された古代エジプトの「猫のミイラ」(下写真)も初公開。このチャンスに、いろいろなミイラに会いに展覧会に足を運んでみよう。なお、本展の入館には事前予約が必要なので、下記の公式サイトをチェック!

「猫のミイラ」(所蔵元:国立科学博物館)
阿波
あなん
・徳島
はん
18代当主・蜂須賀正氏
はちすかまさうじ
氏がエジプト調査旅行で入手し、国立科学博物館に寄贈したもの。本展ではなんと、再現された匂いをかぐこともできる。

応募は締め切りました。当選者には招待券を発送いたします。

本展のペアチケットを3組6名様にプレゼントします!
応募はこちらから(〆切は11月22日(月)まで)。※応募にはコカネット無料会員登録が必要です。当選者の発表は招待券の発送をもって代えさせていただきます。


特別展「大英博物館ミイラ展 古代エジプト6つの物語」

会期2022年1月12日(水)まで
開館時
9:00~17:00(最終入場は16:30)
休館日月曜日、12月28日(火)~1月1日(土・祝)※12月27日(月)、1月3日(月)、10日(月・祝)は開館
入場料一般・大学生 2100円、小・中・高校生600円
会場国立科学博物館 東京都台東区上野公園7–20
公式サイトhttps://daiei-miira.exhibit.jp/
※事前に上記の公式サイトで日時指定予約が必要

※掲載した展示物は特別に許可を得て撮影しています。

戸村悦子 著者の記事一覧

フリーライター。『子供の科学』をはじめ児童教育や科学分野、趣味の雑誌・専門書籍を中心に取材・執筆を行う。

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