にゃんと!CSI~猫科学捜査班~実験解説だにゃ【子供の科学2024年5月号】

みなさん、こんにゃちわ〜! 今月号からはじまった「にゃんと!CSI(猫科学捜査班)」で大活躍中の「フェマ」こと、白ネコのフェイマスです。このページでは、誌面に登場した科学のしくみについて、すこしくわしく紹介しますね〜。

おにいちゃんばっかり目立ってずるいよ! ぼくたちだって活躍してるにゃ…。ええと、いとこの「アンノ」だよー。模様はキジトラにゃ!

同じくいとこの、「ウン」でーす。アンノとは双子の兄妹なの。でもって、2人あわせてぇ〜!


アンノ&ウン:「アンノウン!!」…”知られてない”っていう意味になるんだよ。
フェマ:主役のぼくより目立ってるじゃん(ぷりぷり)。ま、いいか。ではさっそく今回のお話。

フェマ:ぼくはふっかふかのクッションでお昼寝をするのが大好き。それはなぜかとゆーと…。

ウン:おにーちゃん、それは今回の話と関係ないと思う。本題を進めてよ~。
フェマ:はいはい。では、いきさつははぶいて、2人がジャムビンを持ってきたけど、そのフタがとれない。問題は「どうすればあけられるか?」だね。
アンノ:ジャムなどのビンのフタ、ときどきあかなくなるにゃ。
フェマ:原因はいろいろ。前にしめたとき、きつくねじりすぎた…とか、ジャムがふちについてかたまった…などなど。でも、ビンとフタとは別々のもので合体してるわけじゃない。動かないのはビンとフタの間にはたらく「摩擦力(まさつりょく)」が原因だ。

マサツリョクってなんとなく強そうな名前。その人、怖いの?

怖いぜ〜。きっとネコイラズとか持ってるんだ…。

(それってネズミ用の薬だけけど…)摩擦力とは、何かと別の何かがこすれるときに生まれる力だよ。たとえば、置いてあるものを動かすとき、手でものに「動かす力」を作用させるよね。
アンノ:よーするに、押すってことね。
フェマ:そ。押すか引っぱるかする。この、「動かす力」が働いたときに、ものと床がふれあっている面では「動きをさまたげる向きの力」が生まれる。これが摩擦力だ(下図)。


ウン:それがビンのフタとどう関係あるにゃ?
フェマ:ビンが床、フタが置いてあるものと考えてみよう。ものを動かすには、床とものとの間にできる摩擦力を打ちまかして動かすだけの、大きな力が必要なんだ。
アンノ:よーするに、大きな力でねじればいいってことでしょ?

そのとーり! で、活躍するのがこのゴーグル…実験用保護メガネだ!…スチャッ!

―――誌面でも紹介したように、フェマの持っているゴーグルは着用すると科学実験パワーが3.1416倍にアップする。つまり、科学力が人間の数倍といわれる普通のネコより、はっるかに高度な思考と実験の力で、大部分の(?)問題を解決できるのだ!

アンノ:↑こいつ、何もの〜? ま、いいか…。
フェマ:フタのまわりにふきんを巻きつける。この状態でにぎると最初よりもフタの直径が大きくなったのと同じだ。するとフタをねじるとき、より大きな力を加えることができる。
ウン:力はもう、いっぱいいっぱいなのぉ!
フェマ:わかってるって。で、ここで力の働き方を考えると、これは一種のてこになる(下図)。そのまま力を加えるよりふきんを巻いたほうが、つまりBよりAの方が、同じ力を加えても大きな力として働く(作用する)にゃ。


アンノ:おにいちゃん、すごーい! てんさいてきぃ。こっ、これがゴーグルのパワーというものか…。
ウン:それに、おにーちゃんは、くさったジャムも嗅ぎわけられるの〜。便利♪
フェマ:そりゃネコはなんでも嗅いでみるのが習性だからね〜、くんくん。

ジャムを食べたチョウチョさんのおなかの具合が気がかりだけど、ま、今回はめでたしめでたし…で、いっか。

3人:では、来月もよろしくね〜っ!

つづく。

イラスト/こみひかるこ 文/でぼにあん山村

子供の科学2024年5月号

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