みんながつくったオリジナルのプログラムを募集
している「みんなのプログラムギャラリー」。このたび、第1回の入賞
作品が決定!
専門家
の方による講評
と合わせて、お披露目
するよ。
作品名:「A Journey of memories おもいでの旅」
yumiyakaさん(広島県・中1)
![](https://www.kodomonokagaku.com/wp-content/uploads/2020/09/おもいでの旅1-1024x754.png)
使用言語:Scratch
開発期間:約3週間
作品URL:https://scratch.mit.edu/projects/412364888/
Scratch(スクラッチ)でつくったゲームのプログラムだよ。公開されているので、遊ぶこともできるぞ(クラウド変数
を利用しているプログラムなので、Scratchのユーザー登録
が必要だ)。
雲の上の世界を旅しながらパズルを集めていくけれど、障害
もあってなかなか難
しい…。
![](https://www.kodomonokagaku.com/wp-content/uploads/2020/09/おもいでの旅3-1024x754.png)
このプログラムについては、『ゲームを改造
しながら学ぶ Scratchプログラミングドリル』の著者の一人で、「スタプロ」では「なんでもコントローラー KeyTouchでつくってあそぼう」の執筆
、KoKaスクールのScratchプログラミングワークショップの講師
も担当
している、未来工作ゼミのハカセ、アベちゃんに講評
していただいたよ。
専門家からのアドバイス!
ゲーム全体を通してデモシーンやステージのスキップ機能
があったり、チュートリアルに英語表記
があったり、プレイヤーキャラクターの見た目の選択肢
があったりと、みんなに楽しんでもらうために考えてつくられていると感じました。
ふわふわと浮いたような移動はプラットフォームの質感
と合わせて、雲の上の世界がうまく表現されています。スプライト一つで雷
を描画
している処理
は、じょじょに大きくなるよう表現されていたり、地形に接触
すると止まるよう判定
されていたりして良く書けていると感じました。ゲームとしては雷を見てから避
けるのが難しいので、落雷
するポイントが予測
して表示されたりするともっと生きてくると思います。
ゲームとしては難易度
が高めで歯ごたえがあり、難しいゲームが好きな人は楽しめると思います。ただ、一部のステージではただ難しくするためだけにステージがつくられている感じがしました。
操作が上達
することもゲームの楽しみの1つです。上達してもらうには失敗してももう一度挑戦
したくなるデザインにする必要があります。プレイヤーがクリアの方法にすぐ気が付けるヒントがあったり、工夫によって達成
できる複数のクリア方法があるとプレイヤーがチャレンジする動機
になります。そういったアイディアを入れることでもっとたくさんの人が楽しんでくれるのではないかと思います。
今回アドバイスをいただいた専門家
アベちゃん
株式会社アソビズムのICT教育活動を行う部門「未来工作ゼミ」で活躍しているハカセ。子供の科学では、書籍『ゲームを改造しながら学ぶ Scratchプログラミングドリル』や、スタプロの連載『なんでもコントローラー「KeyTouch」でつくってあそぼう』の執筆、KoKaスクールの「Scratchプログラミングオンラインワークショップ」の講師を担当している。