Q34 2012年、世界一の自立式電波塔「東京スカイツリー」が開業。タワーの揺れ対策のため、塔体の部材を三角形状に接合した構造を何という?

解答

b.トラス構造

解説

 トラス構造とは、部材同士を三角形につなぎ合わせた構造をいう。東京スカイツリーの塔体は鋼管を三角形状につなぎ合わせた構造で、地震や台風によるタワーの揺れに対抗できるつくりになっている。トラス構造は、外から力が加わったとき部材を曲げようとする力が生じない。そのため変形しにくく、橋梁や大空間のドームなどにも使われている。ちなみに、cのハニカム構造は、ハチの巣のように正六角形または正六角柱を隙間なく並べた構造のこと。

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 2012年6月号の特集「タワー&超高層ビル大解剖」でいろいろな高層建築について紹介している。ここではその中の東京スカイツリーの解説部分をピックアップ。

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