茨城県近代美術館では、画家・安野光雅の作品を学校の授業科目に見立てた構成で紹介するユニークな展覧会が開催中。

©空想工房 画像提供:津和野町立安野光雅美術館
絵本をはじめ、本のデザインや文章の仕事でも豊かな才能を発揮した、画家・安野光雅(1926-2020)。とりわけ絵本作品は、心がワクワクするような創意に富んでいて、子供から大人まで幅広く知られている。不可能図形や『旅の絵本』など、きっとみんなも見たり読んだりしたことがあるでしょう。

©空想工房 画像提供:津和野町立安野光雅美術館
終戦直後、一時的に小学校の教師を務めていた安野光雅。ユニークな作品づくりの根底には、その経験があったといいます。「小学校時代の勉強が一生を左右する」と考え、興味を抱いて自分でやってみようとする気持ちを大切にしました。そして、初めてのヨーロッパ旅行で、勉強することは「インポータント」ではなく「インタレスト」だとする言葉に出会ったことで、生涯続くことになる独学人生が始まりました。

©空想工房 画像提供:津和野町立安野光雅美術館
会場に展示される約150点の“安野先生”の作品をじっくり楽しみながら、そこにまかれた「インタレスト」の種を探してみましょう。 会期は11月16日(日)まで。

| イベント名 | 津和野町立安野光雅美術館コレクション 安野先生のふしぎな学校 |
| 会期 | 2025年9月13日(土)~11月16日(日) |
| 時間 | 9時30分~17時(入場は16時30分まで) |
| 休館日 | 月曜日(ただし10月13日(月・祝)、11月3日(月・祝)は開館、翌日休館) |
| 入館料 | 小・中学生/550円、高校生/980円、一般/1240円、満70歳以上/620円 ※20名以上の団体料金あり |
| 会場 | 茨城県近代美術館 |
| 住所 | 〒310-0851茨城県水戸市千波町東久保666-1 |
| 公式サイト | https://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/ |
| 問い合わせ | 029-243-5111 |