「中高生Rubyプログラミングコンテスト2025」受賞者決定!

 プログラミングに興味を持っている人なら「Ruby(ルビー)」という名前を耳にしたことがあるよね! Rubyは日本のソフトウェア技術者であるまつもとゆきひろさん(通称:Matz)によって開発された日本発のオープンソースのプログラミング言語で、WebサイトやWebアプリ、SNSサービスの開発やECサイトの構築など、さまざまな分野で実用化されているんだ。

 そんなRubyを使って作成したプログラムを全国の中高生から募集し、その発想力やプログラムの優秀性などを競うのが「中高生Rubyプログラミングコンテスト2025」。本年度から新しい名称で開催されたこのコンテストでは、プログラミングを学ぶことを通じて、子供たちが自分でコンピュータを動かす感動体験や、作った作品を発表する場を提供しているよ。そうした経験から、新しい世界への興味・関心を呼び起こし、将来への夢をはぐくむことを目指しているんだ。

2025年11月29日に行われた最終審査発表会での受賞者たち

 2025年11月29日(土)に行われた本年度のコンテストの最終審査発表会では、応募総数94件の中からゲーム部門4作品、Webアプリ・IoT部門6作品の計10作品が発表された。そのなかで最優秀賞に選ばれた作品はどんなものだったんだろう⁉ ここではゲーム部門とWebアプリ・IoT部門の最優秀賞に輝いた2作品を紹介するよ。

 ゲーム部門の最優秀賞は茨城県立IT未来高等学校・チーム「笠間乗務ユニット」の『train drive EXPerience』。列車の運転操縦を擬似体験できるシミュレーションゲームソフトウェアで、列車を加速させて駅を発車し、次駅の接近に合わせて列車を減速させて停車する、駅間走行の一連の流れを体験することができるんだ。

ゲーム部門の最優秀賞に輝いた、茨城県立IT未来高等学校・チーム「笠間乗務ユニット」の『train drive EXPerience』

 Webアプリ・IoT部門の最優秀賞は東京都在住の奥野真那さんによる『Awardify』。AIがユーザーの日々の振り返りから表彰状を生成するWebサービスで、自分に寄り添ってくれるAIと対話しながら一日を振り返り、ポジティブな表彰状を作成、積み重ねていくことができるよ。

Webアプリ・IoT部門の最優秀賞は、奥野真那さん(東京都)による『Awardify』

 その他にも、優秀賞や審査員特別賞等の各賞にアイデア溢れる作品たちが選ばれている。今回の最終審査会の模様は中高生Rubyプログラミングコンテストの公式YouTubeチャンネルでも今後公開予定なので、興味のある人はぜひチェックしてみてね。

「中高生Rubyプログラミングコンテスト」公式サイト
https://www.ruby-procon.net/

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