7月13日(日)に開催された自由研究フェス!では、「雪の宿」や「ぱりんこ」でおなじみの三幸製菓がワークショップ「おせんべいを科学する!?」を開催したよ。
KoKa10月号では、ワークショップで出題された「科学クイズ」全5問のうち、2問を解説。
コカネットでは、本誌で解説できなかった残り3問を解説するぞ!
取材協力/三幸製菓株式会社 取材・文/塩野祐樹
科学クイズ 出題
【出題】
第1問:三幸製菓の「雪の宿 サラダ」を食べると、どんな味を感じる?<味覚>
第2問:三幸製菓の「新潟仕込み 醤油味」を嗅いでみると、どんな匂いがする?<嗅覚>
第3問:三幸製菓の「三幸の揚せん 薫るしお味」は、どうして見た目がほんのり茶色?<視覚>
第4問:三幸製菓の「丸大豆せんべい」を食べると、どんな食感がする?<触覚(食感)>
第5問:三幸製菓の「ぱりんこ」を、目をつぶって食べたらどんな音がする?<聴覚>
それでは、おせんべいのおいしさのヒミツを科学で解説していこう。ここでは、第2問、第3問、第5問を解説するよ。第1問と第4問の解説は、KoKa10月号を見てね。
第2問 科学で解説!
三幸製菓の「新潟仕込み 醤油味」を嗅いでみると、どんな匂いがする?<嗅覚>

いろいろな香りが嗅覚を刺激!
「新潟仕込み」って、おいしそうな匂いがするよね。醤油の香りやお米を焼いた匂いなど、いろいろな匂いが混ざり合った複雑な香りが、「おいしさ」を感じるポイントのひとつなんだ!

鼻がつまっていると、どう感じる?
「おいしさ」を感じるのに、味覚と嗅覚は互いに影響している。舌で感じる味わいと、鼻に抜ける匂いが合わさることで、より一層「おいしさ」を感じられるようになるんだって。鼻がつまっていて、匂いを感じにくいときの食事をなんだか味気なく感じることがあるのは、このためなんだ。

第3問 科学で解説!
三幸製菓の「三幸の揚せん 薫るしお味」は、どうして見た目がほんのり茶色?<視覚>

色と香りの「メイラード反応」
おせんべいやパン、クッキーなどを焼いたり揚げたりすると、生地の表面が茶色く色づく。この現象を「メイラード反応」というよ。おせんべいにも含まれる糖と、タンパク質のアミノ酸が熱によってメイラード反応を起こし、表面が褐色になり、香ばしい香りもつくられるんだ。

「砂糖」を加熱すると、どうなる?
砂糖を加熱すると、「香ばしい香り」がするよね。これは「カラメル化反応」という現象。加熱する時間が長いほど糖分の成分が変化して、だんだんと褐色になっていくよ。
第5問 科学で解説!
三幸製菓の「ぱりんこ」を、目をつぶって食べたらどんな音がする?<聴覚>

おいしさは「音」で表現できる!
おいしさは、「パリパリ」「シャキシャキ」「ザクザク」「もっちり」「とろ〜り」「じゅわ〜っと」など、食べ物や食感、見た目によって、さまざまな表現をすることができるぞ。日本語には「オノマトペ(擬音語と擬態語の総称)」といって、物事の様子や状態をわかりやすく伝える表現がたくさんある。雨が降る音も「ザーザー」「しとしと」「パラパラ」など、いろいろな表現ができるよ。

おいしさは、味だけではない!
KoKa10月号とこの記事の全5問で見てきたように、おいしさは「味(味覚)」「匂い(嗅覚)」「見た目(視覚)」「食感(触覚)」「音(聴覚)」と、五感で感じることができるといえそうだ。
おせんべいの種類ごとにそれぞれ違うおいしさがあることを、五感で感じてもらえたらうれしいな。いろいろな種類のおせんべいを食べ比べて、おいしさを発見してね!

三幸製菓のWebサイトでは、商品やキャンペーンの最新情報を公開中!
https://www.sanko-seika.co.jp/