企画展示「陰陽師とは何者か-うらない、まじない、こよみをつくる-」国立歴史民俗博物館で10月3日(火)より開催!【チケットプレゼントあり/応募〆切9月7日(木)】

陰陽師といえば、みんなどんなことを知っているかな? 昔の日本で活躍していた占い師? 暦づくりに貢献した科学の人? 安倍晴明の名前なら聞いたことがあるって? そんな陰陽師について、確かな史資料にもとづき、そのリアルな姿を明らかにする展示が開催されるよ。会場は国立歴史民俗博物館(千葉県)で、今回は読者招待チケットもご用意。ふるって応募してね!

 陰陽師は古代において成立した職業で、中世から近世へと数百年にわたり、時代に合わせてその役割を変えて活躍してきた。本展示では、たくさんの史資料とともにその姿を紹介していくいくよ。

 はじまりは古代。中国から伝わった陰陽五行説をはじめとするさまざまな知識や技術をもとにして陰陽道が誕生すると、それに携わる役職が陰陽師と呼ばれるようになった。陰陽師たちは、中国伝来の知識を日本の生活とつきあわせて暦をつくり、占いやまじないを行い、生活の節目で人々に頼られるようになっていったんだ。

「周易伝義」 江戸時代 国立歴史民俗博物館蔵

 中世には、貴族ばかりではなく武士たちも陰陽道を取り入れ、陰陽師の判断が政治に影響を与える場面が多くなっていく。そのように貴族や武家の生活のなかで発展した陰陽道は、やがて庶民にも広がっていき、江戸時代になると、陰陽道を起源とするまじないや占いが書物となり、多くの人々に利用されるようになっていったよ。「大雑書
おおざつしょ
」はさまざまな暦や占いの知識を集めてわかりやすく読み下したもので、近世を通じて繰り返し出版された書物だ。

「大ざつしよ」 寛永8年(1631) 国立歴史民俗博物館蔵

 現代においてもよく知られている陰陽師・安倍晴明が活躍したのは平安時代。当時は晴明と肩を並べる陰陽師、晴明を模範として活躍した陰陽師も少なくなかったという。彼らがどのような役割を期待されてきたのか、晴明の虚像・実像にも迫っていくよ。展示されている「金烏玉兎集
きんうぎょくとしゅう
簠簋
ほき
)」という資料には、安倍晴明と暦をめぐる神々の物語が記述されている。

「金烏玉兎集(簠簋)」 天正12年(1584)写 国立歴史民俗博物館蔵
※後期(11/7(火)~12/10(日))は複製を展示

 陰陽師の大切な仕事のひとつは、なんといっても暦の製作と配布。古代・中世社会においては朝廷を中心に暦がつくられ、近世では幕府も関与するようになるなかで、陰陽師はその仕事を担い、精度を維持することに注力した。会場には、暦をつくるために天体の位置を観測する器械「渾天儀
こんてんぎ
」の展示もあるぞ。

渾天儀 江戸時代 国立歴史民俗博物館蔵

 そして今から150年前、明治6年に「太陽暦」が採用される。これは暦法が変わるというだけでなく、生活のリズムとそのよりどころが変わるという日本にとって大きな改変だった。

 「明治六年癸酉頒暦
きゆうはんれき
」という資料には、最後の旧暦が記されている。明治政府は、当時用いられていた天保暦を廃し、グレゴリオ暦を採用することとして、明治5年12月3日を明治6年1月1日とした。この明治6年の暦はすでに天保暦(いわゆる旧暦)によって作成されていたけれど、使われることはなかったんだ。

「明治六年癸酉頒暦」 明治5年(1872) 国立歴史民俗博物館蔵

 太陽暦の採用という出来事により、役割を終えた陰陽師。時間や暦のふしぎに思いを馳せながら、陰陽師が日本の歴史に刻んだ役割をぜひ会場へ見に行ってみてね!

 今回は、読者プレゼントとして招待チケットを5組10名様にご用意! ふるって応募してね。応募〆切は9月7日(木)まで。チケットは9月下旬までに発送予定、当選者の発表は発送をもって代えさせていただきます。

チケットの応募には無料の会員登録が必要です。

イベント名企画展示「陰陽師とは何者か-うらない、まじない、こよみをつくる-」
会期2023年10月3日(火)~12月10日(日)
※会期中、展示替えを行います。
会場国立歴史民俗博物館
住所千葉県佐倉市城内町117
開館時間9時30分~16時30分(入館は16時まで)
※開館日・開館時間を変更する場合があります。
休館日毎週月曜日(月曜日が休日の場合は開館し、翌日休館)
料金高校生以下/無料、大学生/500円、一般/1000円
問い合わせ050-5541-8600(ハローダイヤル)
公式サイトhttps://www.rekihaku.ac.jp

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