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チカラくんとはじめる MESHでアイディアものづくり

レシピその5
自分でコントロールできるプロペラマシン

協力/ソニー株式会社 文・構成/塩野祐樹 イラスト/有留ハルカ

自分でコントロールできるプロペラマシン

GPIOタグの「電源出力」を使うと、コネクターにつないだモーターに電源を供給することができるんだ。そのオン・オフを動きタグで制御すれば、動きタグをリモコンにすることができちゃうというわけ。プロペラの動きをコントロールできるプロペラマシンにチャレンジ!

使用するもの

●モーター…1個
(種類によって動作しないものも。http://prog.kodomonokagaku.com/mesh/ で推奨モーターを確認しよう)
●ジャンパーワイヤー(オス-オス)…2本
●紙コップ…1個
●台になるもの(コップなど)…1個
●両面テープ
●消しゴム
●GPIOタグ
●動きタグ

つくり方

つくり方

1紙コップでプロペラをつくる

紙コップの飲み口のところから、等間隔で斜めに6回はさみを入れる。

紙コップでプロペラをつくる

つくり方

2モーターをプロペラにつける

紙コップの中心に、両面テープで消しゴムを貼り付け、モーターの軸を消しゴムに差し込む。

消しゴムとプロペラの接着が弱いと、回転の勢いでプロペラがはずれてしまう場合があるので、プロペラはしっかりと貼り付けよう!

つくり方

3モーターとGPIOタグをジャンパーワイヤーでつなぐ

モーターの2つの端子に1本ずつジャンパーワイヤーをつなぎ、それぞれをGPIOタグの“VOUT”ピン、“GND”ピンに挿す。どっちの線をどっちに挿してもOK。逆にするとモーターが逆回転するよ。(※写真はわかりやすくするため、プロペラを外して撮影)

モーターとGPIOタグをジャンパーワイヤーでつなぐ

つくり方

4アプリを設定する

MESHアプリを開き、図のようにタグを配置する
●動きタグ1:「向きが変わったら」を選択して、向きを「上」にする
●GPIOタグ1:「電源出力」を選択して、値を「オン」にする
●動きタグ2:「振られたら」を選択する ●GPIOタグ2:「電源出力」を選択して、値を「オフ」にする

完成

少し重めの台(コップなど)を用意して、モーターを上に乗せてテープで固定する。動きタグを上向きに置くと、プロペラが激しく回り始めるゾ! プロペラを止めたい場合は、動きタグを振ってみてね。

ものの動きや向きを検知できる動きタグの向きを「上」にすると、GPIOタグの電源出力がオンになり、プロペラが回るんだ。動きタグを振ると、電源出力がオフになり、プロペラが止まるしくみだよ。

応用レシピ

次に、プロペラの動きをコントロールしてみよう。まずは3秒ごとにプロペラが回ったり、止まったりする規則的な動きをつくるよ。MESHアプリの設定は次の通り。新たに使うタグは、「タイマー」と「スイッチ」だ。

【設定を変更するタグ】
●動きタグ1:向きを「下」にする

【新たに追加するタグ】
●タイマータグ1:「一定の間隔で」を選択し、間隔を「3秒」にする
●スイッチタグ1:「順番に切り替える」を選択し、出力数を「2」にする

動きタグを下に向けて置くと、プロペラが3秒間隔で動いたり止まったりするゾ!タイマータグからスイッチタグに3秒間隔で信号が送られるたびに、スイッチタグの出力につながった電源出力の「オン」と「オフ」に交互に信号が送られ、プロペラが回ったり止まったりが繰り返されるしくみだよ。

【設定を変更するタグ】
●動きタグ1:向きを「裏」にする
●タイマータグ1:間隔を「1秒」にする
●スイッチタグ:「ランダムに切り替える」を選択して、出力数を「4」にする

【新たに追加するタグ】
●タイマータグ2:「待つ」を選択して、時間を「1秒」にする
●タイマータグ3:「待つ」を選択して、時間を「1秒」にする
●GPIOタグ3:「電源出力」を選択して、値を「オン」にする
●GPIOタグ4:「電源出力」を選択して、値を「オフ」にする

動きタグを裏向きにして置くと、急に動き出したり、しばらく止まったりするよ! タイマータグ1からスイッチタグに1秒間隔で信号が送られると、4つの出力のうちどれかにランダムに信号が送られるしくみ。だから、プロペラが回ったり止まったりが、不規則に繰り返されるんだね。

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