p.12図2●ebuzoの実験

「ebuzo」の音声から徐々に「u」の音を削っていくと、どのように聞こえるだろう? 日本人は母音を補って聞く傾向があるため、変化に気づきにくい。実際に音を聞いて確かめてみよう。

再生する

p.13図4●日本語と英語の母音の数

日本語は母音の数が「あいうえお」の5つだが、英語は十数個以上。言語によっては20以上のものもある。それぞれの音を区別できるか、確かめてみよう。

音声はこのサイトから聞いてね IPA Vowels

※[ɚ]は[ə]が変化した特殊な音でこの図表中にはありませんが、以下のURLから音声([ə]の音が[ɚ]の音に徐々に変化していく音声)を聞くことができます。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/16/Regular_and_r-colored_vowels.ogg

p.17図7●「r」と「l 」の発音

「r」を発音するときには、舌が上に持ち上がり、巻き舌になっている。これに対して、「l」の発音では、舌が上の歯手前の歯茎辺りに位置していることがわかる。動画を見ながら自分でも発声してみよう。

再生する right right

p.18図8●国際音声記号

一部の例外を除き、世界中のあらゆる言語の音声を表すことができる記号。上の図は母音を、下の図は子音(肺気流で発するもの)を表したもの。母音の表は、上下が「口の開き具合」を、左右が「舌の位置が前寄りか、後ろ寄りか」を表している。子音の表は、縦の列が調音点(発声に使われる口の中の部分)を表し、横の行が調音法(どのように部分を使うか)を表す。国際音声記号には、この他にも、非肺気流による子音や補助記号など、多くの記号がある。

母音

対に並んだ記号は、右側が唇を丸くして音を出す「円唇母音」を表し、左側が「非円唇母音」を表す。

母音

子音

対に並んだ記号は、右側が声帯を震わせる「有声音」を、左側が声帯を震わせない「無声音」を表す。グレーの欄は発音が不可能とされているもの。

子音 音声はこのサイトから聞いてね 母音 子音

このサイトでは、誌面で紹介したもの以外の音声も掲載されています。誌面で紹介した音声については丸印で印をつけていますので、この印を参考にして音声を探し、いろいろな音声を聞いてみましょう。
※子音の並び方、音の分類は誌面で紹介したものと一部異なるものがあります。

IPA Vowels IPA Pulmonic consonants

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