ロボットハンドのようなクレーンキャッチャーをつくってみよう。動作のポイントは糸の張り方。糸のコースを工夫することで離れた場所から目的の物を動かすことができる。特にハンドを開く糸に注目。ハンドを支えている板の回転軸に糸がかからないようになっている。板の回転軸に糸をかけると、糸の位置が回転の中心からわずかに外れるためにハンドごと回転してしまう。そこで軸の両側から引き上げるようにして、引き上げる力が軸の中心を通るように工夫してある。また、このようにすることで滑車の原理がは働いて軽い力でも動かせるという利点もある。