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キリンの首は2段階で長くなった!!
2015年11月30日

 「首の長い哺乳類」といえば、キリン! キリンの首は、私たちヒトや他の哺乳類と同じ7個の骨(頚骨)でできています。哺乳類の首の骨の数は原則として同じなのです。しかし、キリンの首の骨はその一つ一つが長く、その結果、全体としてもとても長い首になっています。このたび、キリンの首の進化について、新たな研究成果が発表されました。

アメリカ、ニューヨーク工科大学のメリンダ・ダノヴィッツ博士たちは、現在のキリンと、既に絶滅したキリンの仲間(キリン類)の合計11種の化石を調べ、その首の長さの変化を明らかにしました。

博士たちがとくに注目したのは、7個ある頚骨の中で、上から3番目の骨(第三頚骨)です。博士たちによれば、約2500万年前に生息していた祖先から、キリン類は「首を長くする」という進化をつづけていたとのことです。その進化を詳しく見ると、例えば、1600万年前の“原始的なキリン類”である、カンスメリックス(Canthumeryx)や700万年前のサモテリウム(Samotherium)などに、第三頚骨の上部が長くなっている特徴があることがわかりました(この2種は他のグループと比べると首は長いものの、現生のキリンほど首は長くありません)。その後も頚骨の上部が長くなり続けることで、キリン類の首が長くなりつづけました。そして、約100万年前に出現した現生キリンの仲間(絶滅種)から第三頚骨の下部が長くなりはじめたのです。

キリン類の長い首は、まず先に骨の上部が長くなり、その後、下部が長くなるという「2段階の進化」の結果だったということになります。

ところで、現生キリンの仲間に、オカピがいます。オカピはキリン類に分類されますが、首は長くありません。絶滅したキリン類の仲間には、同じように首の短い種もいました。今回の研究では、こうした「首の短いキリン類」の進化についても調べられました。

その結果、こうした「首の短いキリン類」は、その祖先は首が長くなりかけていたものの、途中から首が短くなっていったことが指摘されました。頚骨の下部が長くなりはじめるよりまえに、オカピの仲間たちは頚骨が短くなっていったようです。つまり、キリン類には2段階で首が長くなるという進化を歩んだものと、最初の1段階目で長くなるのを中止して、首を短くするという進化を歩んだものがいることになります。

キリンたちも意外と(?)複雑な進化を遂げていたみたいですね。(土屋 健)

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