夏休み自由研究スペシャル 子供の科学がキミにぴったりの自由研究をおしえるよ!

観察したい!雲を読もう 武田康男

日本ではいろいろな空の姿を見ることができます。昼も夜も変化に富んでいます。

早起きしたときの澄んだ朝の空、日中にもくもくとわく雲、美しい夕焼け空、そして夏の夜空のたくさんの星や流星…空にはいろいろな楽しみがあります。

空と遊ぶのに道具はいりません。外に出てじっと眺めるだけで良いのです。

この雲を読もうでは、入道雲と飛行機雲に注目していきます。

自分でその日見た空を記録できれば、いい思い出にも自由研究にもなります。同じ空は二度とありませんから、ぜひ記録しておきましょう。

飛行機雲で天気の変わり目を予測しよう!

空を見ていると、たまに飛行機が飛んでいることに気がつきます。そして、飛行機が通った後には飛行雲が残っていることがあります。実は飛行機雲から天気の変わり目が予測できるのです。
飛行機雲で天気の変わり目を予測しよう!
このまま天気は変わらない だんだん消える飛行機雲 飛行機雲ができても、だんだん消えていけば、悪天の心配はまずないです。また、まわりの空がこのように澄んだ青空になっているのは空気が乾燥しているためで、空には水分が少なく雲ができにくいです(7月、山梨県)。
曇りになりそう… 成長する飛行機 飛行機が去ってからしばらくたって、飛行機雲の幅が広くなっていきました。周りには高い雲があり、青空の色が少し白っぽく、空気が湿ってだんだん雲が増えていきそうな感じがします(6月、千葉県)。
雨が降るかも!? 曲がる飛行機雲 高い空に強い風(偏西風)が吹いていると、飛行機雲が曲がることがあります。低気圧がやってくる可能性があり、今後の天気が心配になります。こういう日は、星の瞬きが大きくなります(7月、千葉県)。
消えた!? 消滅飛行機雲 飛行機は雲をつくるだけでなく、雲を消していくこともあります。雲の中へ入っていく飛行機があったら、雲のようすをよく見てみましょう(11月、千葉県)。

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