機械の中にはいろいろな動きをするためのしくみがたくさんつまっています。回転する動きを往復する動きに変えるものに"カム"というしくみがあります。今回は"カム"を利用して、水面でゆらゆら揺れる船の動きを再現した工作をつくってみましょう。
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完成した工作の動きについては、動画が見られるよ！
http://www.kodomonokagaku.com/movie/detail.php?m=9e021c01667a46d4dd8d19ae101bd792&p=&c=&y=0
用意するもの
■材 料
・ベニヤ板 つくりかた1の材料がとれる厚さ5.5mmのもの
・木の丸棒 太さが30mm 長さ100mmくらい
・木の丸棒 太さが4mm 長さ300mmくらい
・木の角棒 20mm x 15mm 長さが700mmくらい
・銅かアルミの針金 太さが2mmのもの
・石粉粘土（紙粘土でもよい）、ジェッソ（白色地塗り）、アクリル絵の具、木工ボンド、両面テープ、
・フェライト磁石 丸型 直径15mm 高さ4mmくらいのもの
■道 具
・絵の具筆、パレット、粘土ベラ、ラジオペンチ、ドリル、ドリルの刃（2mm 4mm 6mm）
のこぎり、紙やすり、鉛筆、など
工作のポイント！
ドリルで穴をあけるときは机をきずつけないように、いらない木の板をしこう
写真を参考にして、木工ボンドで部品Fの穴に部品I を接着する。
図を参考にして、部品Gに部品Eを取り付ける。部品Gが左右に20mm出るようにして、部品E5個を等間隔に並べる。まだ接着はしないこと。
図を参考に部品を仮組する。部品Aと部品Bは両面テープで仮止めする。各部品はまだ接着しないこと。
写真右側のハンドルを回して、なめらかに動くか確認する。動きが悪いときは紙やすりで動きにくい部分を削る。- カム（部品E＋G）のむきを動かして部品Cが好みの動きになるように調整する。
調整したら、部品Eと部品Gを接着する。
分解してジェッソをぬる。ジェッソが乾いたら、アクリル絵の具で好きな色にぬる。
ジェッソを使うと絵の具が木にしみこみにくくなり、ぬりやすくなります。また上にぬったアクリル絵の具の発色がとてもよくなります。
両面テープをはっていた部分、部品Gと部品D・部品F、部品Bと部品Hを木工ボンドで接着する。
部品Cと部品H、部品Bと部品Gは接着しないこと。
磁石の極性を調べ、同じ極にマジックでしるしを付ける。
しるしが見える向きで、部品Cの写真の場所に、フェライト磁石を両面テープで取り付ける。
石粉粘土で船のパーツをつくる。
パーツ同士をつなぎ合わせる。
好きな船を石粉粘土でつくってみよう。
下になる面に、しるしが見える向きでフェライト磁石を埋めこむ。磁石は20～25mmくらい離すようにする。
4mm2本、130mm2本に針金をカットし、ラジオペンチで写真のように曲げる。
写真のようにラジオペンチを使って、輪っかをつくろう。
鳥のパーツを石粉粘土でつくる。
15のパーツが少し乾いてきたら、体の部分をつくって取り付ける。
石粉粘土が乾かないうちに、14でつくった針金を取り付ける。
ジェッソをぬり、乾燥したらアクリル絵の具で好きな色をぬる。
写真を参考に2mmのドリルで深さ5mmくらいの穴をあける。かんつうしないように注意すること。
14でつくった針金を取り付ける。
写真を参考に鳥を取り付ける。
工作・撮影 久保政喜
