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大量絶滅事件を生き延びた種のヒミツとは
2016年06月13日
リストロサウルスのイメージイラスト(提供/ふぉっしる)リストロサウルスのイメージイラスト(提供/ふぉっしる)

今から約2億5200万年の古生代ペルム紀末期、空前絶後の大量絶滅事件が発生しました。この大量絶滅事件では、海においては96%の種が滅びたと言われ、陸においても70%をこえる種が絶滅したと言われています。生命の歴史が大きく変わった時期にあたり、この絶滅ののちに爬虫類が台頭し、やがて恐竜が陸上世界の覇者となります。

ペルム紀末の大量絶滅事件は、史上最大の絶滅事件です。しかし、絶滅率が100%ではないことからもわかるように、絶滅事件を生き延びた種もいます(100%だったら、文字通り死に絶えてしまいます)。

このたび、南アフリカ国立博物館のジェニファー・ボサ-ブリンク博士たちは、動物たちがどのようにこの絶滅を生き抜いたのかを調査しました。対象となったのは、南アフリカのカルー盆地から化石が発見されている「リストロサウルス(Lystrosaurus)」です。

南アフリカのカルー盆地は、ペルム紀の地層と、その次の時代である中生代三畳紀の地層が分布する地域で、大量絶滅事件の前後のようすを調査するにはうってつけです。また、リストロサウルスは、ペルム紀に登場して大量絶滅事件を乗り越え、三畳紀まで命脈を保った数少ない陸上動物です。「単弓類」という、哺乳類の祖先を含むグループに属しています。

博士たちは、リストロサウルスが大量絶滅事件の前と後で寿命に変化があったこと、からだのサイズにも変化が出たことをつきとめました。大量絶滅事件を乗り越えたリストロサウルスは、より若い時期に死んでいたのです。

大量絶滅事件前は、平均して13〜14歳まで生きていたリストロサウルスが、大量絶滅事件後は2〜3歳で死ぬようになりました。また、からだの大きさも大量絶滅事件前のリストロサウルスより、大量絶滅事件後のリストロサウルスが小さかったそうです。

からだが大きくなる前に死に至る。それでも子孫を残すためには、繁殖活動を早めるしかありません。博士たちは、早い時期に繁殖活動を行ったこと(行うようになったこと)が、リストロサウルスが大量絶滅事件を乗り越えられた理由であると考えています。(土屋健)
 

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