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ニューホライズンズの感動から1年!
2016年08月25日
極冠が赤いカロン。斜めに地殻変動でできたと思われる段差が走っています。(提供/NASA/JHUAPL/SwRI)極冠が赤いカロン。斜めに地殻変動でできたと思われる段差が走っています。(提供/NASA/JHUAPL/SwRI)

 探査機ニューホライズンズが2015年7月14日に冥王星への最接近に成功してから1年が経過したのを記念して、NASA(米航空宇宙局)はニューホライズンズが冥王星への最接近時に撮影した画像の中から選んだトップ10の画像を発表しました。冥王星の最接近によって分かった新たな事実とともに選りすぐりの画像を紹介します。

 冥王星の周りを回るカロン、ステュクス、ニクス、ヒドラ、ケルベロスの5つの衛星の中で最大のカロンの表面に地殻変動でできたと思われる段差が走っているのが確認されました。これはカロンに存在していた海が凍ったことでできたと推測されています。また、カロンの極の部分が赤い色になっているのが確認されましたが、これは冥王星から流出した大気が固着してできたと考えられることが明らかになりました。

 かつて冥王星はカイパーベルトに所属する他の天体と衝突し、それによって衛星が形成されたとする説が考えられていますが、衛星表面のクレーターから推定される年齢はすべてて同じだったことから、この説は一段と現実味を帯びてきています。

 冥王星については、非公式の名称ですがスプートニク平原と呼ばれるハート型をした窒素の氷河が表面を覆っていることが分かりました。太陽系内で知られている氷河としては最大のもので、大きさは1000kmにわたって広がっていました。

 また、冥王星には年代の若い地形が存在していて地質学的な活動が現在も続いているとみられることや、かつて揮発性の液体が表面を流れていた形跡があることなども分かりました。さらには最接近後に冥王星を背後からとらえた画像に写っていた冥王星の大気が青かったことも驚きでした。

現在、ニューホライズンズはカイパーベルトの中をさらに太陽から遠ざかりつつありますが、次にカイパーベルト天体の「2014 MU69」を目指す計画がNASAから正式に認められました。「2014 MU69」は太陽系を形成する元となった小天体の一つと考えられていて、太陽系形成の謎の解明に役立つと期待されています。

 到達は3年後の2019年1月1日の予定です。(川巻獏)

  • 冥王星と衛星カロンの2ショット。手前の冥王星のハート型の部分が窒素氷河。(提供/NASA/JHUAPL/SwRI)冥王星と衛星カロンの2ショット。手前の冥王星のハー…
  • 冥王星の青い大気。(提供/NASA/JHUAPL/SwRI)冥王星の青い大気。(提供/NASA/JHUAPL/…
  • 冥王星表面を覆う窒素の氷河。(提供/NASA/JHUAPL/SwRI)冥王星表面を覆う窒素の氷河。(提供/NASA/JH…
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