新着 コカトピ!プレミアム

哺乳類は恐竜絶滅前から繁栄していた!
2016年07月22日
中生代白亜紀に生息していた「恐竜を食べる哺乳類」(イラスト:服部雅人)中生代白亜紀に生息していた「恐竜を食べる哺乳類」(イラスト:服部雅人)

 私たち哺乳類の祖先は、中生代三畳紀後期(約2億3700万年前~2億100万年前)に出現しました。この時代は、ちょうど恐竜類が力をつけてきた時期と一致します。

 20世紀までの“定説”では、こうした初期の哺乳類は、恐竜類の影に隠れるようにひっそりと暮らしていたと考えられていました。そして、中生代白亜紀末(6600万年前)に鳥類をのぞく恐竜類が絶滅すると、いっきに数を増やし、そして現在にいたるとの見方が有力でした。

 しかし、21世紀に入ってからの相次ぐ発見で、いわゆる「恐竜時代」の間でも、たくさんの哺乳類がいたことがみえてきました。なかには、現在のビーバーのように水中を泳いだり、モモンガのように空を飛んだり、そして恐竜類の幼体を襲って食べていた種もいたことがわかっています。

 このたび、アメリカ、シカゴ大学のデヴィッド・M・グロスニクル博士とイギリス、サウザンプトン大学のエリス・ニューハム博士が報告したのは、こうした近年の学説に新たな証拠を加えるものでした。

 博士たちは、白亜紀末の地層から発見した哺乳類の歯の化石をたくさん調べて、その分析の結果を発表しました。その結果、恐竜の大絶滅がおきるよりも2000万年前~1000万年前には、すでに哺乳類の多様化がはじまっていたことがわかったとのことです。その多様化は、被子植物の多様化ともほぼ同時期にあったので、博士たちは当時の哺乳類がこうした被子植物を食べていたのではないか、と考えています。

 一方で、博士たちの研究では、白亜紀末の大量絶滅のときに、多くの哺乳類が姿を消していたことも示されました。博士たちによると、このときに滅んだ哺乳類は、特定の食べ物を食べるように進化した種が多く、何でも食べる種の多くは生き残ったのではないか、とのことです。

 恐竜時代の哺乳類をめぐる研究は、21世紀になってからの10数年で大きく進歩しています。今後も注目の研究分野です。 (土屋 健)

ログインってなあに?
ログインとは、キミだけの専用のページ(マイページ)に行くこと。メンバー登録をしたときに入力したメールアドレスとパスワードをログイン画面で入力すると、マイページにアクセスできるぞ。マイページではいちいち名前や住所を書かなくても、コンピューターがキミだとわかってくれるので、とってもべんり。またメンバーにしか見ることができない情報もゲットできるのだ。
パスワードについて
コカメンバー登録のとき、ひとりにひとつだけパスワードを設定するんだ。パスワードは半角英数字6文字以上の好きな組み合わせを、自分で決めてもらう。キミ専用のページにログインをするには、メールアドレスとパスワードを入力する必要があるよ。このパスワードをわすれるとログインできなくなってしまうから、必ず覚えておくようにしよう。
  • 定期購読者プレミアム会員ログイン
  • 子供の科学電子版KoKaがiPad、iPhoneでも読めるようになったよ!
  • 子供の科学サイエンスブックス 身近なものでふしぎな科学実験 実験MOVIE集
  • 小中学生のスマホ免許
  • 進め! KoKa実験部 実験部員応募フォーム
  • 保護者の方、企業の方からのお問い合わせはこちら